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2007年8月

さらぬてい

夜、痛みが気になって、うとうとしたり、目が覚めたりをくりかえす。ベッドをフラットにしていると、痛むので、ギャッジアップした状態で朝までをすごした。

そうはいっても、ベッドに入る時間ははやいし、昼間、ねむければそのときに睡眠もとれるしなーという思いもあって、さほど睡眠不足感はない。
寝返りっぽくからだを動かせるようになったこともあって、それなりに快適。

朝、形成外科を受診して、エキスパンダーに生理食塩水を50cc追加する。
痛みについて、ちょろーっと相談してみたけれど、こればっかりはしかたないみたいだった。結局、追加の量も、減ることはなく。
形成の医師によると、いまのうちにできるだけ皮膚をのばしておきたいんだ、とのこと。
適切な時期とか、なんかそういうのがあるみたいで。ほう。

ついでに、美容形成的な、気になっていることも聞いてみる。
ええと、注射やかみそりなどがつかえなくなっている患側について、レーザー脱毛は可能なのでしょうか?
こたえは、可能だけれど、痛みなどの感覚がもどってくるまで、たとえば年明けくらいまでは、やめといたほうがいいでしょうね、とのことだった。
なるほどー。( 感覚、もどってくるのか!)

でも、それまでの期間は、どうやってすごしたらいいのだろうね?
考えてもしかたがないので、これもあとまわしな問題とする。
手術前に、かたづけておくべき問題だったのかもしれんですね。
こいつはうっかりだ。

たしかに、いまも痛覚がうまくはたらいていないかんじだし。きょうも、腋からの注射は、ちっとも痛くなかった。
なのに腕をあげると腋の傷(というか縫い目?)が痛い。なんじゃそりゃ。

あすは、ガーゼ交換の日らしいけれど、どうも近県で学会があって、フロアの医師がほとんどいなくなるらしい。たぶんしてもらえるとおもうけどねー、と医師1は軽快にいって、去っていった。
まあ、しょっちゅう交換しているんで、一回くらいとばしても、問題ない気もするんですがね。

それから、しばらくぶりの医師(たぶんボス)と話す。
今後の治療方針について。ホルモン療法では、注射をつづけるか、それと経口の薬を併用するか、全面的に経口薬に切り替えるか、そして抗がん剤はどうするか。
今後、子どもをつくれるかどうかも。
生殖機能の復活=うんでもいいよー、ではないのだね。

生殖機能はもどってきても、妊娠することでホルモンバランスがかわるから、かつては禁忌といわれていたのだそうな。ホルモンが影響するがん。へんなの。(悪態をついてみた)

現在では、初期の患者さんなら、だいじょうぶだといわれるけれど、とのこと。そして、さまざまなケースを提示される。のんきな人のケースとか、慎重な人のケースとか。
ただ、進行している人の場合は、安易なことはいえない、ということだった。ちょっと悲しいケースについても話がある。

だいたい、治療が終わるころに、妊娠可能年齢かどうかも、ビミョウだし。
べつに、予定はさっぱりないけれど、とりあえずホルモン治療に関連することなので聞いときたかったのだった。しかし、きょうの話は、まあしょうがないかな、と思えるまでには、ちょっとかかるかもしれん。

しばらくは、人の子をかわいがる方向で無責任にすごそうかとぼんやり思いめぐらす。
ぼーっとしていて、お昼のおかず(豚野菜みそいため・回鍋肉がちょっとしゃばしゃばしたかんじ)を服や床にひっくりかえしてしまった。
とほほほ。ちょうど、洗濯しようと思ってたとこだから、いいけど。負け惜しみー。

でも、これらも、いま考えてもしょうもないことなんで、あとまわしの箱にいれておこう。
とりあえず、痛みがどうにかならんことには、なにを考えても不健全な方向にいきがち。
あとまわしに、全身全霊をかけるのだ。←そんな、おおげさな。

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こんでぃしょん

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きょうは朝に回診、ガーゼ交換。
それ以外は、のんびりとすごす。

痛みが、日につれて、じわじわと強くなってきている気がする。
しょうがないことだし、痛みどめをのんで、じりじりと時間がたつのをまつ。

ききはじめると、ほやほやと、ちからいっぱいのんびりできるのです。
痛みはそこにありつづけるけれど、あんたちょっとそこでじっとしときなさいよー、と言える状態になるのだ。

あんまり痛むようなら、先日注入した生理食塩水を、いったんすこしぬきとるという選択肢もある、ときかされる。
よくわからんが、あすまた、追加注入の予定になっているので、そのときに相談することにきめて、きょうはその問題は、いったんおいておく。あとまわし。

看護師さんにきくと、やはりおなじように痛みをうったえる人はおおいのだということ。
そう聞くと安心する。
ひとり、いたいいたいとさわいでいるのだったら、情けないなとおもっていたので。

先日から、さらさらのカレーがたべたいな、とくに表町のQVのやつ、とほんのりおもっていた。
ここのカレーは、不調なときでもいけるので、これまでもたまに、病院帰りなどに、よって食べたりしていたのだった。

それを、午後からデリバリーしてもらう。
正確には、テイクアウトしたものを、車でもってきてもらったのだった。
目がハートになるとは、このことね!

お店から、車でも30分くらいかかるとおもうのだけど、まだじゅうぶんにあたたかかった。

あんまりうれしくて、カレーのかおりただよう病室で、写真をぱちぱちとっていたら、主治医1があらわれた。
げんきやね、よっしゃよっしゃ、といわれる。
いっつも、間食中・間食まえに遭遇するので、ちょっとはずかしいものがある。
(それだけ間食の頻度が高い、ともいえるー)

スパイシーだけれど、滋味あふれる、やさしいカレー。
そのあと、晩ごはんのハンバーグも、ぺろりとたべてしまった。
痛かろうがなんだろうが、食欲はしっかり。ありがたいことだ。

退院までに、とんでもないことになりそうな、そんな予感のするおなか。

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けいそつな

ちりちりと痛みがつづく。

なにかしているとわすれていられる、そんな程度だけれど、いたみどめは手ばなせない。
管が抜けるまでは、いくらかしかたのない部分があるみたいです。
痛いところと、感覚がまったくないところと、極端だ。
全か無か、みたいな。

きょうは、朝から採血。
その後、お昼前に、看護学生さんやその指導教官のかたの、インタビューをうける。

卒業研究なのだそうな。
脱線してばかりで、もうしわけなかったな。
テープ起こしが、たいへんなことだろう。

うごくと痛いけれど(からだの振動にあわせてうずく)、うごかないでいるのもつまらないので、散歩したり、そのあとお見舞いのゲストとしゃべったり。
痛みに意識がむきすぎないようにする。
間食なんかもいっぱいする。

ひさしぶりに、足のつめなんかも、塗ってみる。
手術前に、とらないといけなかったので、つめはすべて素にしていたが、抗がん剤で色が変わったとことか、そのままにしてさらしているのは、なんとなくおちつかなかったのだった。
からだをかがめると、やっぱり痛いのだけど、こんなときはむきになってでも塗ってやる。

ついうっかり、ふらふらあるきまわっているから、痛くなってしまうのかしら。
どうも、わたしの生活には、うっかりがおおすぎる気がする。
いまさらですが。

くもっていた時間がおおかったせいか、外に出ても秋らしい雰囲気がしていなくもなかった。
気のせいかもしれんですけど。

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くもとなり

きょうは、朝から形成外科受診。
入院している病棟の回診のまえに、すきまをぬっていってきた。

エキスパンダーに生理食塩水を注入するのです。
イメージ的には、かえるのおしりから空気をいれて、おなかをふくらませる、そんなかんじ?

とりあえず、きょうは50cc。ちょっとずついれていくのだそうな。
わきのしたに、おそらく弁のようなもののついた(逆流しないというから、そうなんでしょう)注入口がうめこまれているので、そこに注射針をさして、液をいれていくのだ。

わきの下に針。うう、ゆううつ、と一瞬はおもった。うでにさすより、痛そうな予感、というか。

なのに。
さしても、さっぱり感覚がない。痛みもないが、ささった感覚自体がない。
ミラクル・・・。自分のからだなのに、感覚がないというのは、奇妙なものですね。

予想していたほどの胸の痛みもなく、楽勝やん、とおもっていたが、時間差でそれはやってくる。いろんなとこをのばしているのですものねえ。
鉄板がはいっているような感覚も、あいかわらず。

それでも、日中はふらふらとさんぽしたり、洗濯したり。
医師1からも、いついってもおらん、というくらい動けるのががいいんだ、といわれた。
(いついってもおらん、と実際におもわれているのでしょうー)
これさいわいと、あるきまわってすごす。

左うでを、下におろしておくと、なぜだかそこかしこが痛くなってくるので、無意識のうちに、ひじをおりまげて手のひらを顔のちかくにもっていっている。ほんとうに、いつのまにか。
スーパーでの買い物中に、献立にまよう、主婦のようです。

さて、きょうはこころまちにしていた皆既月食の日。
けれど、しっかり曇っていたのだった。
こればっかりは、しょうがないですねえ。
きのうが、ほれぼれするようなクリアな月だったから。まあいいか。

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きもそぞろ

なぜだか、きのうの夕方からネットにつながりにくくなる。
きょうは、まったくつながらず。さっき、突然に復活する。

きのうは日曜日だったので、家族やゲストが病室をたずねてきてくれた。
このせまい部屋に、おとなが大勢いて、空気が薄いような気すら、しました。
にぎやかにぎやか。

きのうは日曜日だったから予想されていたことだったけれど。きょうも、ひきつづき、とくに治療らしい治療はない。
薬が延長になったり、あす以降の予定をしらされたり、その程度で、のんびりとすごす。

手術後、気が張っていたのが、ぬけてきたのか、きょうはからだにちからがはいらない。
くたびれるたびにベッドですごした、そんな一日。

あす、エキスパンダーに生理食塩水を注入するらしい。どんななのかな。
皮膚がちょっと伸びて、多少は痛みがあるらしい。けれど、好奇心もいっぱい。

手術のあと用の小冊子を、看護師さんからもらう。わたすのをわすれていたとのこと。
リハビリのしかたや、術後、生活のうえで注意すること、などがたくさん書いてある。

いちおう、リハビリらしく肩関節などをうごかしてみたり。
本格的なリハは、体から管がぬけてから、らしい。
はやく抜けてくれないかな。わき腹あたりから管が生えているのは、やはりなんとなくおちつかない。見た目もへんなかんじだし。
かゆいし。

生活上の注意。患側は、毛の処理は禁止らしい。(はさみでちょんちょん刈る程度ならいい)
うーん、刃物や注射針は禁止ときいていたが、そういうこともあるのだねえ。
難関だ。入院中は、ノースリーブはきびしそう。その後のことは、退院してから考えることにする。

きょうは、ふつうの前開きワンピに更衣してみた。
坊主あたまにはにあわないのですねー。新発見。
ポケットがないので、浸出液を入れるバッグは、ポシェットに入れてななめがけする。これで、ふつうの散歩の人にみえるだろう。

ちょっと売店などに行ってみるが、すぐにくたびれる。へとへと。
その後は、見舞いのゲストと、たらたらと話す。

医師のひとり(たぶんボス)があしたから、しばらく病院にいないので、病室にはこないけれど、さぼってるわけじゃないから、と伝えにやってきた。
退院のめどについて、ちらりとふってみたけれど、今週末まで、という可能性は、とりあえずないらしい。そうか・・・。

先週のきょう、入院したのだった。日がたつのははやい。
きょうは、集中力がすぐとぎれるというか、すぐにねむくなるというか、しゃきっとしない一日だったなあ。
月がきれいなのが、救い。

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かぜまかせ

きょうは、朝の診察(というか神出鬼没な医師の病室訪問1)のときに、はじめて傷をみてみた。

本人はううっと思うかもしれんけれど、これは我々にとってはきれいな傷やから、というようなことを医師から言われる。
たしかに、膿んだりはしていないし。
まあ、そういうことのようです。
さすがに、チェーンステッチとかにはなっていない。ふつうの、縫い傷。

ガーゼ交換の日(医師2)でもあったので、最中に自分でもさわってみた。なかに異物がはいっているので、それなりに、かたい。
皮膚も、まだこれからのばすところなので、おおきさもしょんぼりサイズ。
(だれですか、もともとそんなもんだ、なんて言ってる人はー)
そんなにまるくないし、もこもこしている。

当然のことながら、皮膚表面は傷以外まったいらです。乳首などの付属物はなし。
それでも、おもったよりも、衝撃はなかった。こんなもんか、というかんじで。じぶんの体のことだし、あっさり慣れていくのかもしれません。
あるいは、いまはハイだったり、痛みのほうに関心がいっているからで、それについて気になるようになるのは、もっとおちついてからなのでしょうか。

あとは、皮膚がだめにならないように、血流にはせっせとがんばってもらわないと。
ふしぎなことに、さわってみると、皮膚にあまり感覚がない。こういうものなのかしら。それとも、だんだんもどってくるのかしらね。

ガーゼ交換まえにきた医師が(神出鬼没の医師3)きょうはこれからホウコウだね、といっていた。
咆哮?
きいてみると、ホウコウ→包帯交換、でした。

その後、医師4(たぶんボス)もやってきて、浸出液の量などを確認していく。もうちょっとへってくれないと、ドレーンはぬけないらしい。体に、直接管がはえているのって、ふしぎなかんじだ。

午後から、来客など。

どうでもいいようなあほな話が、ありがたいありがたい。
夜も、ゆっくり眠れるし。
いろいろ、弱気なことも話してしまったような気がするが、まあいいか。いまのうちいまのうち。←甘えんな?

いたみどめを飲むのもわすれていられるくらい。いまいち、あたまがまわってないので、会話にキレがなかったけれど、もともとのような気もするし。

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おりもおり

あけがたに、やはり痛みで目がさめる。
あきらめて、さっさと痛みどめをのみ、きいてきたころに、ぐうぐうねてしまう。
薬が、よくきいてくれるのでたすかります。

いたみどめについては、一定時間、間隔をあけないといけないのらしい。
一人のドクターからは、気をまぎらわすことができるようなら、痛みどめにたよらないで、あまり飲みすぎないように、といわれてしまう。
またか、とおもったり、しょんぼりしたり。

外来の主治医や入院時の主治医(名前上は三人)、形成の医師、看護師さんなど、神出鬼没にいろいろな人があらわれるのである。
それでも、不定期にあらわれるにまかせて、油断しまくって一日をすごす。

その後、ほかのドクターからは、いたみをがまんしてもいいことないから、痛みどめはつかっていいから、みたいなことをいわれる。夜中でも、たりなければすぐに出す、と。

ええ、もちろん根性なしのわたしは、後者の意見をとりました。
ちょっとだけとはいえ、しばらくがまんしたあの時間は、なんだったのかなあ。

きょうは、うでをなるべくあげて(肩関節を90°以上に)みるように指示をうける。
なるほどねえ、うごかすのは、はやいほうがいいのですね。
でも、あのう、からだのなかにいれた異物や、わきの縫い目(たぶん)が、にゅるりごろりと動いて、とってもきもちわるいのですけど!
まあ、それなりに、いたいし。
それでも、そんなにくさっていないで、わしわしとうごかしてみよう。

体からでている、管をとおる液の色が、だんだんうすくなってきた。
いままで、パジャマのポケットって、いったいなんのためにあるのかなっておもっていたのだけれど、浸出液をいれるバッグが、ちょーどぴったりはいるのですよ!こんな用法にやくだつとは。新発見です。
(見た目には、ちょっとぐろいかもしれないけれど。からだからでてる管が、にゅるっとシャツからはみだしてポケットにつながっているのです。)

ちょっとずつ、ちょっとずつ、それでもまえの日にくらべたら、劇的に回復している気がする。
はやくロボット状態から卒業したいもんだ。

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えいりあん

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きのうは、手術まえにもパソコンさわってて、ドクターから、余裕やなー、といわれました。
いや、まさか、そんなわけでもなく。なんかしてないと、手持ち無沙汰だったんですな。

手術前に、ボールペンやマジックで切り目のデザインを皮膚に描きいれていき、写真も撮る。
関節可動域もはかる。
オペ着にきがえる。

看護師さんが、もー、こんなぼろっちいオペ着なんてないでしょうー、もうちょっとましなのにしたらいいのにねー、といっていた。
でも、よそのオペ着なんかも知らないし・・・。そうか、ぼろなのか。
すぐにはずれるように、ベルクロでまえうしろをとめてあるのだが、強度があまりにもたりないため、テープでうえから補強する。・・・うーん、そのへんがぼろなのかもしれない。

手術室に車椅子ではいり、いろいろちゃぷちゃぷはなしながら手術台にのぼる。よっこいしょ、と。
意外とちいさいベッドでした。あんまり幅があったら、きりにくいのかな。

麻酔医が、点滴で麻酔入れていきますねー、と準備をはじめる。
あのう、そちらは患側ですけど。
そういうと、ああまちがえたー、ということだった。どきどき。
だんだん、からだがゆるくなってきました、といった直後に、記憶がなくなる。

・・・・・・

はやくから、意識がもどっていたらしい。
病室にもどってきたときには、話もしていたということだ。
けれど、意識清明というわけではなく。
そのときの記憶もほとんどないし、もうろうとしていたのだろう。

夜中、痛みがはげしくなると、痛みどめをつかう。おかげで、薬がきいているあいだは、よくねむれた。
ねがえりがうてないので、背中や腰がいたむが、もう、それどころではなく。
ときどき、お願いして、体位変換してもらう。
足のストッキングやハドマーもあつくてたまらないが、気になりながらもぐうぐうねてしまう。

朝、おきてしばらくはやはりねがえりがうてない。
それでも、回診やなんかをうけるうちに、だんだん調子づいてくる。
さっさとカテーテルをはずしてもらって、清拭をうけ、ふらふらとちかくをあるいてみた。トイレも自力でいく。

まだ、からだから浸出液の管がはえているので、見た目は宇宙人っぽいですわ。(見たことないけど)
お昼前に水をのんでみたら、天国的においしかった。

お昼ごはんは、全がゆで、おかずは、ちょっときもちわるくてたべられなかった。
けれど、とちゅうでやはりおなかがすいて、おにぎりを食べたりした。むしょーに、こぶのおにぎりが食べたくなったんですな。
晩ごはんは完食。たりなくてプチトマトなんかを追加してたべる。
あんまりながいこと起きていると、おえっとなってくる。なんでかなあ。

18時ごろ、昨晩のような、耐えがたい痛み。
どんな姿勢をしていても、呼吸をしても、なにをしても痛い。
しょうがないねえ、とあきらめていたみどめをつかう。

いたみどめが、あっさりと効いてくれてたすかります。
いまは、からだを起こして、本をよんだり、メールをうったり。
そんなかんじの一日。
いまごろは、みんな、お茶のお稽古をがんばっているのかしら、なんてかんがえながら。

いまだに患部はみていない。医師や看護師さんはなんども確認にきたけれど、そのときはまだ、自分のからだがうまくうごかせなかったんで、見えなかったのだった。
どうなっていることやらねえ。

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うかぶせも

さて、とうとう手術日だ。
ごはんがでないのと、もう水が飲めないくらいで、いまのところはとくにかわりなく。
寝起きはごくごく飲みましたが。

きょうは、11時半くらいにオペ室にはいって、12時から16時半、の予定。
まっているあいだが、緊張しそうですね。11時くらいまでとか。どうなのだろうか。
そのころは、ストッキングをはいて、部屋でぽつねんとまっていなければなるまい。

いま、担当医のひとりが、やってきました。手術時間をちがうふうにいってたので、たしかめたら、1時間くらい、かんちがいされていたみたいだった。
たくさん手術する患者さんがいるわけだから、しょうがないねえ。
あしたの朝になったら、飲水テストをして、その後は水がのめるそうです。ごはんも。おかゆだけど。

それなりの感慨もあるような。
ありふれた、あたりまえの朝のような。
あとは、意識のあるあいだ、いろいろ見ていこうと思います。

なんだか、まな板の上の鯉、という表現はつかいづらい。
にんげんだからねー、こんなでもねー、というきもちになってしまうんで。

家族到着。ねこぎらいの母は、その不満を言ってくる。へやのねこのにおい。ねこをてばなす話も。

気持ちはわかるし、本人がうちにとまる期間はねこのせわをたのむわけだから、こちらもおねがいする立場なので、つよくいえないけれど。(でも、よそに宿をとってくれたら、ほかの子に依頼しやすかったのになあ)
なにもいま、そんな話をしなくても・・・というのは、あまえでしょうか。
いつものことなんで、もう慣れましたが。

やっぱり、適度な距離をとって暮らすことが、われわれには必要なのだなあ、なんてことを感じてみたりした。
べつにいま、このタイミングであらためて考えてみないでもいいことなんだけれどねえ。

それから、周囲の人々の、なくなった話とか。なにもいま・・・(以下略) 
だれもはげまそうとしないあたりが、血筋をかんじます。その血はじぶんにもながれているのだなあ。

まあ、そんなこんなの直前時間なのだ。
実況風に記述してみました。

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いもねずに

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きょうは朝から回診。
直前に、主治医のひとりが、たくさんくるからねー、と声をかけにくる。
ほんとうに、白い巨塔的に、おおぜいやってきました。
そんななかで、ぺろっと上半身ぬいでいるのも、まぬけなもんです。

その後、麻酔科を受診。ひととおり説明をうける。
予測されるアクシデントや副作用について。
それぞれ、めったにないこととはいえ、やはり聞いていてすがすがしい内容ではないですなあ。
歯が折れるとか(気道確保のときに)。ぞくぞく。

お昼ごはんのあとに、すこし近所をさんぽ。
そして、お見舞いのお客さんとたらたらあほな話などをする。
その後、看護学生さんの、卒業研究とかで、担当教官をまじえて、インタビューを受ける。

テープにとりつつ、の形式が、なんともなつかしく。
話がはじまったばかりで、母が到着したので、しりきれとんぼになってしまったが、つづきはまた後日、術後にすることになった。

家族同席で術前の説明をうけ、同意書にサインをし、看護師さんに関節可動域をはかってもらい、いちおう、きょうのメニューは終了、らしい。

あ、あとは眠剤と下剤をのまないといけないですが。
そんでもって、ベッドに柵をして眠るわけである。

食事はきょうの夜でおしまいだけれど、水分は、あしたのあさ7時くらいまでならだいじょうぶ、ということになった。
ブラボー。
手術のはじまりの時間が、おそいためらしい。
これは、たすかります。寝起きに水がないのって、せつないものがある。

のんびりと一日ねていたら、いろいろ考えたかもしれないけれど、それなりにスケジュールのつまった一日。
それでよかったのかもしれないです。

写真は、お昼ごはん。お昼から、しょうがやき。あと、いもやまめがおおいです。

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あいみての

朝からきょうも、よくはれている。
きょうから入院なんである。いよいよというか。やっとというか。

午前も午後も、検査など。採血やエコーやMRI。院内を、うろうろふらふら歩く。

うでには、針のあとが点々と。
あさってからは、左腕に注射ができなくなるので(患側のうでは術後はさけないといけないのです。リンパとるし)、今後がんばることになる右腕はつかわず、集中的に左腕ばかりに刺してもらう。
さいごのおつとめだよー。

病院についたとたんに、夕方ちかくにMRIとるから、お昼は絶食ねー、といわれた。
しょうがないことだけれど、覚悟のないときの絶食指示は、ものさみしいものがあったなあ。

検査がぜんぶおわって、17時ごろ、あと1時間もすれば晩ごはんがはこばれてくるというときに、おやつを買いにはしる。
たべることもだけど、水分がとれないのは、水のみ魔のわたしとしては、きびしいものがある。

こんなことで、手術のとき、手術前日の夜から手術日の翌日の昼まで、絶食(水も)にたえられるのだろうかねえ。
看護師さんからは、氷くらいはだいじょうぶかもしれないけれど、とはいわれましたが。
(手術の本質からは、はなれた話かもしれないけれど、こういう瑣末なことが気にかかるのだった。)

とちゅうで、担当医師や看護師長さんが、学生さんをつれてくる。
医師のたまごたちと、看護師のたまご。

担当医師からは、「ビジュアル的にいやだったら言ってください」と冗談を言われるが。
うぬー。
ビジュアル的にこのみなほうが、きびしいのではないだろうか。どうなのか。

看護師のたまごの子は、はなしてみると、中学生のころには職業をきめていた、とのことだった。
ああ、いろんな人がいる。

サービスカウンターでLANのひもをかりてきて、病室でパソコンをつないでみた。
つないだりなんて自力でできるのだろうか、と疑問だったが、とりあえず穴にひもをさしてみたら、勝手につながった。
すごい時代っすね。

おおざっぱな手術の予定の説明を受ける。
手術中とそのあとは、王子っぽい白ストッキングをはいておかなければならないらしい。
血栓予防のため。
でもさあ、ビジュアル面で言えば、尿管をさしたままよりも、こっちのほうが、とほほなはずかしさがあるような気がする。

そんな、第一日め。

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かたづかん

きのう、深夜まであつくスパークしてしまったので(わたしなりに)、きょうは日中は自宅でじっとりのんびりとすごす。
つよいひざし。洗濯物がよくかわく。ぱりっと。

きのうのながれで、同級生がとまっていたのだった。
甲子園の中継などもみてみる。ひじょうに夏休み的だ。

朝ごはんや昼ごはんをもりもり食べてあきれられる。
酒のつぎの日には、炭水化物がやたらとたべたくなりませんか。

あと、お味噌汁とか。
そんなこともあろうかと、水出しのこぶだしやいりこだしは、冷蔵庫でたいていは鎮座している。
たいした具がなくても、いやむしろお酒のあとはあまり具だくさんでないあっさりしたおつゆのほうを、体がよろこんで吸収してくれる気がする。
・・・そんな確信犯的に飲まなくてもいいわけですが。

夜は、冷蔵庫かたづけ的におかずをもそもそつくって食べる。いまは、たべきれなかったぶんのトマトを煮ている。
あしたからは、ちょっとバカンスにでかけるのだものなあ。←まけおしみ。
とりあえず、病室は、このへやよりは涼しかろう。

夕方から、ぱらりぱらりと雨。
おかげで、ひさしぶりにすずしい夜。
たんたんと、自宅でひとり、すごしているが、しずかに気分が高揚していることが、自分でも意識される。
遠足のまえみたいだ。

あるいは運動会のまえか。よく、あしたになったら、学校が火事になってないかなあ、なんて考えていた(不謹慎)。
どうも、人間にあんまり進歩はないみたい。

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なつのしめ

午前中に用事をすませ、午後からは研修。やたらとねむたい研修だった、そしてすんごく暑かった。

夕方から、後楽園へでむく。
ことし4回目の幻想庭園である。とくにイベントごとなどもやっていない日だったので、わりとまともな、のんびりしたビアガーデン会場といったところ。

同窓会、というほどかっちりきまった催しではなく、たんにあつまってビールをのむ集い、なのだった。
だらだらだら、とあほなはなしをして。

大阪からかけつけるひとびとあり、それなりにひさしぶりなので、ぽっちりゴージャス感がある。

また、臨月の子のおなかを、さわらせてもらった。
かおをみるたびに、さわらせてもらっているかもしれない。

おなかはぱんとはっていて、ぽっちゃりの人のおなかの手ざわりとは、まったくちがう。ひふの下が、もこりもこりとゆっくりうごいて、ちょっとほかにはない感覚だった。
新鮮。
そのなかに人間がはいっている、というのがふしぎでしょうがない。

ビアガーデン会場でも食料や飲み物は調達できるのだけど、そこはつい、いろいろおかずもちこみ、ということになってしまう。夏のピクニックだ。
会場のおつまみはすぐにうりきれるし。

月曜日から入院なので、冷蔵庫の野菜たちの整理ができてよかった。
おつきあいいただいたみなさま、ありがとう。

おそらく、幻想庭園は今回がことしさいご。ひと夏に4回もいけばじゅうぶんだ。夏もおわる。
月曜日からは、しばらくビールともおわかれ。

下駄をぬいで、直接あしもとの芝生にふれてみると、ひんやりふさふさとして、いつまでもさわっていたい気持ちになった。

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おにのかま

070816_133913_3 070816_134055_3 きのうの木曜日も、やはりやはり、暑かった。
昼ごろ、両親と弟がたずねてきた。

この暑さのなか、もうしわけないことだ。
入院の日程についてすこし話した。
入院しても、手術までは検査や説明をうけることくらいしかすることはないと思われるので、とりあえずはひとりでいってくるわ、ということに。

その後は観光などをしてみる。
総社か西大寺に行きたい、とのことだったので、なぜ?とおもいながらも、総社方面へ車でいってみた。

じぶんにとってはさほど新鮮でもない吉備津神社。
予想外にうけました。
JRのポスターにつかわれていたのはこの回廊かー、とか。
片平なぎさの2時間ドラマでつかわれていたのは、このお釜のまえだったのかー、とか。

そうなの?
岡山にきた目的が果たせた、とまで言われた。そうですか・・・。ほんまかいな。
わたしは、それらよりも、そのへんにあった手作りっぽい鬼のいすのほうに、魅力をかんじましたが。
まあ、ミーハーにたのしんでもらえたなら、それはそれでよかった。

夕方からは、お茶のお稽古。さっぱりさっぱりできず。
茶せん通しをまるごときっぱりわすれてお茶をたててみたり。ああ。

お菓子は、ころっとまるくあいらしいピンク色のかたまり。中心にあずきがひとつぶ、のっけてある。
なにを模したものか・・・かんがえてもわからないので、先生にきいてみたら、菊だった。
秋ですね!猛暑なのにね!

来週からしばらくお稽古をやすむので、その旨先生につたえてからかえる。
わけをきかれたので、率直にこたえる。
先生はまあ、といったようすだったけれど。同期のほかの生徒さんたちをもまきこんでしまったのは、もうしわけなかったな。

いつも手順をぐるぐるかんがえてばかりで、気持ちがしずかになることもないけれど。
あたふたしているときは、いろいろ忘れられていられるんでよかったですよー、と言って失笑をかってしまった。

教えがいのない生徒であること、まちがいなしである。
それでも、みんなでたのしんですること、それがいいのよ、といわれてほっとしたのだった。

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もりかえし

きのうの火曜日は受診の日。術前の最終の外来だ。

ホルモンのおなか注射もうってくる。
おもえば、ちょうど、この注射をうちはじめて1年たつわけだ。
しかし、さほどの感慨もなく、いつもどおりバスッとうってもらってきた。
毎回、おなかにホッチキスをうっているような感じがしてならない。

これからも、しばらくは注射はつづけるだろうし、おそらく、その後もしばらく経口のホルモン剤をつかうことになるのではないかしら。どうかしら。
手術がおわらないと、そのへんのことはなんともいえないけれど。
5年くらい?

しばらくは、こどももつくれないし。
いや、あてはさっぱりないんですけどねー。あはー。
そこらへんの分野の復帰(というか参入)は、とうぶん先になるんだろう。先にもあるのかどうかなあ。

そんなことばっかりかんがえててもしかたないですけどね。
ちゅうか、もうちょっと目のまえのことを優先してかんがえろ、というところですね。

こればっかりは、病気しててもしてなくても、かわらなかったかもわからんし。(その可能性大だし。ぶつぶつ。)ひとりのときには、らちもないことを考えるもんだ。
いつまでもなんやかやと病気のせいにしてしまいそうで、それも危惧。

術前の検査(感染症・心肺機能・その他)の結果は、問題なかった。まえの日、へんに気にかかっていたけれど。それについては杞憂。

ただ、がん細胞のいきおいが、ややもりかえしていた。
どうもちかごろ、みょーに痛いとおもったよ。
エコーで、こりこりにゅるにゅるとさせるたびに、ヤツの影がうつる。イタタタタ、というところである。
ノギスみたいなもので、しこりのサイズも測る。
よろこべないニュース、なのだろう。

ホルモンの注射だけでは抑えたり縮小させたり、できなかったわけだ。この結果がえられただけでも、この期間は必要だったような気がする。じぶんではそう思う。
あんまりほうっとかないで、手術うけないとな、という受容に、必要な結果だったともおもえるのだ。
ええ、負け惜しみかもしれないですわね。ほほ。

お盆シーズンでもあり、友人が病院の送迎や入院準備の買物、ごはんに、根気よくつきあってくれた。車のないわたしには、貴重な足である。
量販店だと、病院から用意するようにいわれていた前びらき下着なども、病院で買うのの何分の1かのお値段だった。ほくほく。

それ以上に。
しこりのサイズ話のあとだったので、ひとりだとまた、もやもやと妄想が暴走していたかもしれなかった。
いままでの経過や性格からして、それはおおいに想定されるさ。

あほな話をしながら、おだやかにごはんがたべられたことが、なによりもありがたかった。

夜、アコーディオンなどのライブがあると聞いていたので、会場に問い合わせると、すでにお席はソールドアウトだった。いっつも出足がおくれるなあ。
そんな日もあるさ、と夜ごはんを食べて(あじ刺身・うにと湯葉・きゅうり一本漬けなど)、まわりの女子のお誕生日シャンパンのおすそわけをちくちく飲んでからかえった。
赤白でめでたい色合いののみものだった。ラブリー。

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ほうきぼし

きのうの月曜日は、激烈になまけものですごした。
つぎの日が受診の予定だったので、検査結果にかすかな不安をおぼえつつ。逃避的。

シネマクレールで映画を一本みたが、あんまりしょぼくてせつなくなった。
腫瘍の話もからんでいたし。

あけがたの3時半に目が唐突にさめたので、うわさの流星群とやらをながめてみようとおもって、玄関ドアのそとにでてみた。

しかし、うちはかなりの線路そば。
あかりがこうこうとともっていて、ふつうに光っている星すら、あまり見えない。
なにがなにやらわからないままに、あきらめる。

夜食をたべて、あらためて眠る。

いまさらなにかができるわけでもないのに、患部がちょっと痛むたびに、いちいちそのことについて考える。
ああなんて辛気くさいのー。

この週末は、ジャズフェス関連やうどんツアー、ピカソ展など、たくさんもりこんだ。
おかげで、にぎやかにすごせた。
こんなしずかな夜は、うっかりこころぼそい気分になるけれど、これはこれで、あまんじて受け入れなければ、としおらしくも思った。

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じょうねつの

きのうの日曜日は、ひるまは、さわやかな暑さのなかゆっくりとした時間をすごした。
からっと晴れて、風がさわやか。

夕方より、ジャズフェスのイベントをのぞきにいく。
サルサの日だったのだ。
裏方の人手はたりていると聞いていたので、気楽にでかけてみた。

そうしたら、とんでもない熱気で、お客さんがサルサでおどりまくっている!
満員御礼、といったところである。
みな、それぞれにきらきらとたのしそうだ。

あかちゃんを音楽にのせて、たかいたかい&くるくるまわしする若いおとうさんがいたり。
あかちゃんも、くちゃくちゃになってわらっていた。

そんななか、声をかけられてちらしくばりなどのお手伝いをすることになった。
会場のカフェでビールをのみながら、数人でせっせとちらしを仕分ける。
撤収作業のときも(ちからしごとがおおいので、わたしはたいしてやくにはたたなかったが)スタッフやボランティアのひとびとがいちがんとなって、さくさくとすすんでいった。

これで、8月のジャズフェス関連のイベントはひとだんらく。
来月にはまた、いくつかもよおしがあるので、それもたのしみだ。

うちあげ風に、こじんまりとごはんを食べて、そのあとはしごして、乾杯した。

スタッフのひとり、もともと顔見知りの人が、こんなに人たらしだなんて知らなかったな。周囲の人びとをどんどんいい具合につかっていくのだ。
よい発見だった。

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らいぶかん

きのうの土曜日も、酷暑な日。
じりじりと、日ざしがはだをやく。

そんななか、香川県にうどんをたべにいってきた。
7人がよりあつまって、わいわいとくだらないことをしゃべりながら、瀬戸大橋をわたった。

3軒まわったのだけれど、それぞれ三者三様で興味深く。

どんぶりをもって、ならんで待ったり。香川独特の串刺しおでんに驚喜したり。
いりこだしがしっかりとしていて、おしょうゆも地元産だったりして、ライブ感のあるうどんたちでした。

つやつやとはだのきれいなうどん。
あれなら、「うどんはかまずに飲む」というのも、わかる気がするな。
そんな高等技術は習得がむずかしそうですが。

あいまに、高松市美術館で開催されている「造形集団 海洋堂の軌跡」というのをみてきた。

あやしいおねえさんのフィギュアなんかには、ひるんだりもしたが。
それぞれがしごとが細かくて、模型店の会社の歴史もそれぞれあやしくて、サブカルチャーっちゅうのはこんなところまできているのか、とそのあゆみにくらくらしたのだった。

夜は、ジャズフェスのライブイベントをのぞく。
見知った人々が、ボランティアスタッフとして、参加しているのだった。
ライブもきもちよく、人々もみな、いい顔をしていて、ぜいたくな時間をすごした。

うどんをしっかりだべたあとだったのに、会場でついパエリアなんかもばっちりたのんでしまったし。

でも一日あんなにあつかったのだもの、スタッフのみなさんはさぞかしくたびれられたのではないかしら。
おつかれさまでした、とそれぞれの人につたえたいきもちになった。
おかげで、ゆたかな、いい時間がすごせました。

かずかずのアトラクションを終え、みっちりとてごたえのある一日をすごしたのだった。もう、胃も気持ちも、おなかいっぱい。

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のびちぢみ

きのうは、そのまえの日に調子よく屋上ビアガーデン花火にいけたこともあり、ハゲ以外は(というかぼうずアタマ以外は)ふつうやんかー、と一日職場にいってみた。

しかし、この暑さは尋常じゃないですね。
帰宅するころにはくらくら。もうそろそろ、ヅラをとって生活するべきか。
フェイクファーははやく卒業したい。
それでも、おなじおもいをしている人はたくさんいるわけだし。ひとりヅラに文句をつけているのもなさけない気がする。

へばると、わきのリンパのとこや、ひざ関節がこりこりと痛む。これさえなければ、わりとわすれていられるのだけど、なかなかわすれさせてくれない、にくいやつなのである。

お茶のお稽古は、夏のお点前(たぶん)の復習。
それでも、前回のことがさっぱりさっぱりきおくにないので、この日も新奇な体験のような気がしてしかたがなかった。

おかしは、こいみどりのようかんの上に、透明なかんてんがながしてある、ソリッドなかたちのもの。変形五角形。
透明部分にはあずきがぽろり、とちらしてある。
すずしげ。

ようかんのおかげで血糖値もあがり、教室の冷房もきいていて、ずいぶんもちなおす。

ご近所の酒屋さんにひさしぶりによってみた。
毎週、木曜日だけ入荷しているという、おとうふを買う。

福山からはるばる、やってきているおとうふらしい。
帰宅してすぐ、とりあえずやっこでたべる。
ふくふくとまめの味がして、なんともおいしかった。
おしょうゆなしでもいいかもしれん。

これだけあついと、ねこもいっしょにへばっている。
きみはこんなに長いいきものやったんか、と毎年おもうのだった。(冬はコンパクトにたたまれているのですが)

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ごしゃくだま

きょうは岡山市内の花火大会の日。
6月18日の日記にも書いたが、まちの中心地にあるおともだちの自宅屋上で、もちよりビアガーデンかつ花火鑑賞となる。

さまざまなお料理に、つめたいビール、シャンパンも。
うっとりする。

花火の日は、近年はほとんど、自宅のまどからビールをすすりながら、しずかにみていた。
中心地からははなれた立地なので、花火はだいたい半円しかみえないのだけれど、それでもまあいいか、とおもっていたのだった。

去年は、ビョーキ発覚後で、いろいろあって帰省したり病院にいったりしていたので、なんとなく花火どころじゃなかった。
ことし、こうやってビールをちまちまのみながら、ごちそうをつまみつつ花火をみていることが、奇妙なかんじがした。
ありがたいことだけど。

ゆかたを着て花火、というのも幼少時以来だとおもう。

わいわいとあほなことをいいながら、夏のひかりをたのしむことのできる、しあわせ。
空気が、ねっとりとして、熱をおびている。

帰宅後、あせをながして、ゆかたをざくざく洗濯し、ここちよい疲労感で、こうしてすわっている。
おなかが、まるっとしていて、苦笑してしまう。よく食べた。

今夜は、しっかりねむれそうな気がします。
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たてつづけ

きょうもひたすらあついです。
8月なんだもの、しょうがないか。(あきらめぎみ)

あたまがのぼせてしまって。
なのでつい、かつらをかぶりわすれて、玄関をでてしまったりする。
あわててもどるけれど。
ちょっと薄めのぼうずあたま?くらいなので、そのまま出かけてしまっても問題ないのかもしれない。

うわさどおり、巻き毛っぽい毛がはえてきている。くるくる。うねうね。

しかし、せっかくはえてきたんだ、ぜいたくは言うまい。
最近は、シャンプーも復活させてみた。
(いままではずっと、顔や体のついでに、ちゅるちゅる~っと洗っていた。ほとんど地肌だったんで)

市内電車にのると、夏らしく風鈴がディスプレイされていた。
俳句の文句がかざりつけてあったり、昆虫のオブジェが配置されていたり。


きょうは、「ツォツィ」をみる。
映画って、見ないときは半年くらい余裕で見ないのに、ふとたてつづけにみてしまうときがある。
いまが、そうみたい。
日記にはあげていないものも含めて、この一週間のうちに、4本。

現実逃避がしたいんかなあ。
たいした現実でもなかろうにねー。自嘲。

きょうのは、見終わったあと、すっきりするような内容とはいいがたかったのだけど。

南アのスラムがおもな舞台だった。世界にはこんな現実もあるのだな、となんともいえないきもちにさせられる。ひろいひろいスラム。

最後のほうで、主人公の若者が、人間らしい言動をするようになる。
それが、希望といえなくもない。

舞台設定の国はちがうけれど、「ダーウィンの悪夢」や「ナイロビの蜂」のときのような、ずっしりと重たい、かなわない感触がある。
もっともらしくまとめてしまうようで情けないけれど、世界はじぶんがおもっているより、ずっとひろいのだと思った。

かえりみちにスーパーによって食料を調達しようと思うが、なにをたべたいのかがわからないままに、買物もできず。
そのあとべつのスーパーによって、野菜などを調達してかえり、いまは大根を煮ている。夏なのに。

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なつのにわ

ここのところ、べらぼうな暑さですね。
ひさしぶりに、あせもなんかもできてしまいました。

さて、きのうの日曜日には、社事大の通信過程での同級生が、岡山にやってきた。
なんでも、邑久に用事があるのだとのことで。

とりあえず、ゆうがたからいっしょに後楽園へいく。
観光というよりは、そのなかのビアガーデンとジャズフェスティバルの一環のステージをめあてに。

芝生でわさわさ足を泳がせながら、もちこんだデパ地下のおそうざい(そらまめ煮、ゴーヤーサラダ、れんこんはさみ揚げ甘酢あんがらめ)をつまみに、ビールをのむ。

まちなかに、こんな公園があるのは、じまんしていいことだとおもうんだけど。

とおくで、きもちよく音楽がなっている。ジャズフェスのボランティアでおてつだいをしているおともだちが、三々五々たちよっては、ビールをのんでいく。
だらだらとしゃべりながら夜はふけて、なんとなく人びとがつまみ持参で集合して。ゆうぐれもうつくしく。

つるつると夜はふける。杯はかさなる。

日本酒のみすぎた~。


一夜明けて、きょうも夜は後楽園。
狂言の会だった。
演目は、濯ぎ川と神鳴。

ステージだけあかるくしてあって、暗闇のなか、お話はすすんでいく。ときどき、わっと会場がわいて、ライブはいいなあ、とおもう。

狂言よりも印象にのこったのは、観光協会みたいなところがくばっているおみやげ袋。飴なんかがはいっていたのですが。
袋のプリントに、でえれー・ぼっけー・もんげー、と書いてあるのです。
かわいらしい。

横に訳も書いてある。
(すごい)(す、すごい)(すす、すごい)
そんなんでいいのか?ほほえましくおもう。

いまのシーズンの後楽園は、おすすめです。
いつの季節も、いいところなんだけどさ。

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よるをいく

朝からしとしとと雨ふり。しかし、台風のあとといったら、ふつうはからっと晴れるものではないのか。あてがはずれる。

今回も、台風らしくないままに、いつのまにか、きづいたら旅立っていかれたのらしい。
それでも、農家のかたなどが被害にあったり、けがをした人もあったとのことで、気の毒なことである。

午後から職場にむかう。
雨ふりで、なおかつ自転車もなかったので、バスででむくことにする。
これで、晴れていたらふつうにてくてくと歩いていくのだけど。
ひざ関節がしゃんとしなくて、あいかわらずかくかくしているので、ついじぶんを甘やかしてしまう。

バスだとおおまわりだし、のりかえの接続が、昼間はいまいちだ。
あるいて30分のみちのりが、なぜか1時間ちかくかかる。
朝のラッシュ時のほうが、するっとスムーズにつくことができるのだが、これはなぞなことだ。

夜になって雨があがる。

そとを、夜行列車がつづけてはしっていくのがみえる。
あたたかな雰囲気の、だいだい色のあかり。個別に区切られているらしい寝台。
それぞれ、どこにむかっている列車なのか。

どこかからどこかにむかうのって、いいなあ。

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のわけのひ

朝から風のつよいこと。
あすの朝には、台風は通過していってくれてるでしょうか。

用事でそとにでたときに、うちのとなりのたてもののベランダにでもおいてあったのだろう、ポリバケツのふたがとんできた。危機いっぱつ。

また、近所のスーパーの駐輪場で、自転車が軒並みたおれていたが、それらにくわえ、ふつうのバイクまでたおれていたことに、おののく。
ころがっているヘルメットにも哀愁が。
持ちぬしのかた、おきのどくに。

夕方、お茶のお稽古にむかう。
どうかんがえても自転車はハードそうな気候なので、あきらめてバスでしおしおとでかけていく。

バスまちのあいだ、そして目的地まですこしあるくあいだ、ヅラがひじょーに危険!
三度笠をおさえてさきをいそぐ旅人の気分を満喫。風車の弥七のように。

はらはらしながらヅラをそっとおさえつつ、いそぎあるく。
はじめてヅラをつけてそとにでた日に匹敵するくらい、こいつに意識が集中した時間だった。

お稽古にて、きょうのおかしは、ときどき登場する、きれいなみどりのもろもろのかたまりのうえに、ちいさなひまわり型の干菓子ふうなものがおいてあるもの。

復路も、必死こいてバスに乗ってかえる。
バスに乗るまえ、駅の地下街をとおりぬけたのだが、時間をくりあげて閉店しており、閑散としたものだった。

花火大会も延期だし。
とにかく、お天気には、かなわない。

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えいがのひ

きょうも風がある。これは、台風の影響もあるのでしょうか。

きょうは朝からそとにでて、人にあったり、用事をしたりしてみた。
やっと、社会保険事務所にもいく。

三か月分、高額療養費の申請がとどこおっていたのです。なんでこんなにぐうたらなのか。
入院のためのてつづきのぶんもふくめて、まとめてやる。
以前よりも、こころもち、手続きが簡素化されていた。

その病院のありかが、とおりみちでもあるため、きょうも知人の見舞いによる。
点滴が常時つながっているので、不便そうだし、きょう刺しかえたばかりなのに、刺しどころがいまいちだったようで、ちょっとうでをうごかすといたい、とのことだった。気の毒。

それでも、同室のかたとまんがの貸し借りをしていたり、交流がそれなりにあるようで、安心する。
そのなかではひとり、とりわけ若い患者なのだけど、さすがなことである。

中途半端な時間に病院を辞したので、どうするかな、と一瞬考えて、そのまま近所の映画館によってみる。
めずらしくこんでいたので、どうしたことかとおもったが、きょうは映画の日だったのですね。
その映画館は、会員になっていたらつねに1000えん均一なので、映画の日、というものの存在もわすれてしまうのだった。

「サン・ジャックへの道」をみた。
ロードムービー的な、巡礼のおはなし。でも、登場人物のほとんどだれもが、宗教的な理由で参加してるのではなくって。
お遍路さんも、そんなかんじなのだろうか。どうなのか。

山や野原や砂地や、きびしいけれどうつくしい風景がつづき、それぞれ、問題を抱えた巡礼メンバーたちが、だんだんとなじんでいく。
なかにひとり、がん患者(サバイバー?)役の女性がいて、そのひとの「わたしは生きたいの」というせりふに、しんとしたきもちになる。

その役の人は、つねにスカーフをまいて、頭をかくしているのだけど、そしてそれを暴かれることをとても気にしていたのだけど。
最後のほうでは、ほかのメンバーといっしょにおふろにはいっていたりして、まるっとしたあたまをさらしてわらっていた。
そのあたりの気持ちのうごきも、なんともいえず胸にしみる。

でも、シリアス一辺倒のものではありません。
きもちよくみられる人生賛歌。つい、ほろっときてしまうし。
佳品です。
おすすめです。もやあっとしたものがある人も、すっきりできるのではなかろうか。

ていねいに生きたいきもちになる映画だった。
なかなか、そんなきもちは、長続きしないのだけどね。

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