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2007年9月

よるのそこ

ゆうがた、外出していると、きゅうに連絡があって。
おともだちとごはんをたべよう、ということになったのだった。
ひとりで、ふらりふらりとあるいていたときだった。

ここのところ、どよどよと視野が狭いというか、顔がうえのほうをむいていないというか。
痛いときは、思考もネガティブ。わかりやすすぎて、ほんまにのう・・・。
痛くない時間でも、考えてもしかたがないのに、点滴をうつ日のことを思い浮かべてしまったりとかさ。

あれまあ、と自分でもおもいつつ、そのまんまの状態がつづいていたので、ここらでちょいと、気分もかわるかと。

あっさりとした中華をたべて、そのあとはしごして、あげた栗などをかじりながら、すこしだけワインをのんだ。
人といっしょのごはんのちからはたいしたものであることよ、とおもった夜。
単純なだけなのかもしれないが、ずいぶんときもちがまぎれる。

痛くなってきたのと眠くなってきたのが、おなじくらいだったので、こしをあげて、おうちにかえる。

きゅうに気温が下がって、すごしやすいことこのうえない。
油断をしてきのうまでのようなかっこうをしていたら、寒ささえかんじるのではなかろうか。
やっと、長そでを着ていても、からだもきもちもおちつくような気候になってくれた。

ちゃんとくるくるまわってくれている地球に感謝しながら、きょうは寝ようと思います。
このままいつまでも夏だったらどうしようかと思っていたもんだから。
ビバ秋。

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ゆくかたの

きのうの夕方あたりから、だんだん胃のあたりがいいかんじになってきた。
調子にのって、自転車にのって図書館にいってみたり、用事をすませてみたり。

いごいごとうごいたからか、夜は胸のエキスパンダーのあたりがちょっと痛む。
でも、以前イタイイタイとそればっかりいっていたときのような、痛みどめが手ばなせない感じではないので、そのままほうって、眠ってしまった。

きょうは、午後から社会保険事務所にいってみたり、職場に顔をすこしだしてみたり。
左手のだるさやしびれも、いつのまにか、たいしたことなくなっていた。

調子がいいと、いままで痛かったところなんかについても、気のせいだったんじゃあ、って思えてくる。
痛いと(気持ち悪いと・うごきにくいと・寝返りができないと)おもっていたのは、思いこみによるものだったのではー。
自分をどんどんうたがう。

まあ、順調に回復していっているのでしょう。(魔法の呪文)

北村薫 編「北村薫のミステリー館」
岸本佐知子 「気になる部分」
を読む。
ここのところ、しんねりむっつり辛気くさかったので。
こういう、ほのぼのときてれつなものを読むと、ぐっすりとよく眠れる。

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やるせなく

きのうは、月齢としては、満月ではなかったらしいですね。
きのうもでしたが、きょうもうつくしい月が、ぽかっと浮かんでいます。

朝は4時くらいに、きもちわるくて目が覚める。
吐き気どめをのんで、月をみていたら、だんだんとおさまってきた。

それでも、終日あわい吐き気がつづく。
以前はどうだったのかなあ。よくおもいだせない。こうだったような気もするし、そうでもなかったかのような気もするし。

だいたい、のどもとをすぎれば、たいがいのことは忘れてしまうのだった。
きょうのことも、たぶん、あとになったら忘れていることでしょう。賭けてもいい。ふふん。

結局、朝ごみをだしたていどで、うちからほとんど一歩もでない一日をすごしてしまった。

空腹時がしんどいので、一日中たべつづけている。かんたんなものばかり。
ごはんとか、そうめんとか、くだものとか・・・。
三食どころか、だらだらとたべつづけ、昼寝つき。(おなか周りについては、このさいかんがえない)
ぜいたくな身分だ。

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もちのつき

きょうは朝から病院。

採血→形成受診→外科受診→抗がん剤、とこなしていく。
連休あけだったこともあり、どこの待ち合い室も、わさわさとひとでいっぱい。

きょうは、ハリのさしなおしも一回しかなく、ラッキーだった。
そういうめぐりあわせの日もある。

いろんなことをわすれていて、うっかりの連続である。

薬を処方してもらうのをわすれた。(こちらから言わないと自動的にでるものでもないので)
うでをまくりにくいシャツをきていってしまい、結局下に着ていたキャミで点滴をうけることになったり。

それ以外にも、いろいろと時間がかかる。

あんまりならぶ習慣がない地域だからか、わりこみなんかもほほえましいくらいしょっちゅうである。
いちいちそういうのにもかまっていられず、のほほんとまちつづけることになる。
いそいでいるわけでもなし。

終わって、最寄り駅に着いたら、夕方6時だった。まる一日がかり。
点滴が終わってから、ちょっと休んで帰るというせいもあるけれど。

いまの自分の仕事みたいなもんかな。というのは甘いかな。受身だし。

ぼやーんとした吐き気と眠気がつづいているが、ああ、こんなだったなーわすれていたなーとひとり納得する。

クリアに晴れた、名月鑑賞にふさわしい夜。

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めぶんりょう

070924_130242
今朝は、実家から新米と季節の野菜たちがとどいた!
さっそく、うれしくなって、炊いてみた。

いつもより、きもちすくなめの水分量にしたのに、それでももっちり。
一杯目は、おかずなしで、そのままいただく。
ああ、うちに秋がきました。

ゆうがた、買い出しにいったついでに、ついひとめぼれして、帯揚げと足袋と半襟と下駄を買ってしまう。
大物の買い物について考えめぐらしていた、ちょうどそのときだったので、たががはずれていたのだろう。きっと。

そんなときは、今年の夏は服などなんにも買ってないし、とか。
今月はぜんぜん飲まなかったし、とか。
一瞬にしていいわけを100くらい思いつく。そんで、買ってしまうんである。

めかしたいきもちが、多少でてくるあたり、まあ、経過は順調なのでしょうな。

晩ごはんは、かりかりに焼いたぶりをかぼすで。ちぎりピーマン焼き。レタスもり。ごぼうとなめこ煮。
ごはんがすすむすすむ。

しずかな夜。

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むいとしょく

070922_105729 きのう、午前中に、ばらの巨大な花束をいただいた。
ボックスをあけると、とじこめられていたばらのかおりが、一瞬でときはなたれる。
ぜいたくな瞬間だ。

花のたまの、中心のところが、目がつんでいたり、やわらかくかさなってひらいていたり。
こまかいところまで見ていると、いろいろなことをわすれていられる。とりこまれそうになる。
すごいね、花!

そのまま、友人宅にたずねていった。
新生児をだかせてもらう。
あたたかくて、ぐんにゃりとしたおもみ。こまかいところまで、よくできている。
まゆげもふんわりと、かわいらしいかおだちをされていました。
自分の井戸に、小さい石をなげこまれたような、そんなきもちがした。いまも、じーっとおもいだしている。

その後、買い物をしたのち、ゆうがたからごはんをたべにいく。
お酒を、一ヶ月ぶりに解禁してみました。

おいしくて、ついつい。これはいつものことですが・・・。
量としては、たいしたことはないはずなのに、くるくるとよくまわった。
痛みどめをつかっていたとはいえ、ふしぎなほど痛みをかんじることもなかったし。勝手なことだとわれながらおもう。

帰宅し、アルコールがきれてきたあたりから、強烈に、痛みだしたのだった。結局。
アルコールで、どっかまひしていたのでしょうなあ。
アルコールって便利だね!←ちがう。

きょうは、大物の買い物の検討をしたり。

きのうきょうと、生産的ではないけれど、気分は、あがったりさがったり、あがったりまた考えたり、そんな時間をすごした。
きのうからの左腕のだるさが、不吉な感じ。このままなにごともなく去ってくれればよいが。

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みるからに

きょうは病院。さくさくと受診し、さくさくと終えて帰る。

退院したときの忘れ物も、病棟によって回収してきた。
顔なじみの看護助手さんやドクターから、あらきょうから入院?ときかれてしまう。ちがいますともー。

きょうも50cc食塩水を注入してきた。
注入後は、さらにのびんといかんのね、とひふがうったえてるようだ。ぱんぱんになっている。
一見して、ぷりっと不自然にはっているのがわかる。

おちちの、天国的なやわらかさからははるかとおく、たとえていえば、臨月の妊婦さんのおなかをさわらせてもらったときのよう・・・(といってもわが身をもって知っているわけではないので、ちがうかも)
あ、そのおなかに、さらに犬の帯をまいたよう?

ちょっとよりみちをしたのみで、へばってしまって、てきぱきとうちにかえる。

しばらく、うちですごしたのち、夜の回で、映画をみてきました。
きょうまで、ということだったので、泥のようにぐったりおもいからだをおこして、のろのろとでかけていったのだった。

「それでも生きる子供たちへ」
ドキュメンタリーではないけれど、これも世界のどこかの現実にあることなのだろう。
過酷な環境でくらすこどもたち。
その、生活や友情やおとなとの関係、あそびや学校にあこがれるきもちを、オムニバスでえがいたもの。

名だたる監督たちがよせているだけあって、映画の技をこんなふうにつかってみました、ときらきらしく感じられる映像だった。
きもちをえぐろうとするには、こういうふうに撮るのか、と。
ひとつひとつ、その例をてづかみで提示されたような。

これは、みてみて、自分にとって、よかった。
自分のなかの、こどもの部分が、ぐらぐらゆれた。

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まがぬける

きょうは一日痛みどめなしですごせた。
たぶん、前回の生理食塩水の注入から、じかんがたっていることも関係あるのだとおもう。

皮膚や筋肉が、のびてきているのではなかろうか。
あしたはまた、注入する日だけどね・・・。とほほ。

さて、それでもおんなじ格好をつづけていると痛むので、朝は早くに目が覚める。イタイイタイといってばかりで、なさけない。

おきて、朝ごはんをたべ(大根とこぶの炊き込みご飯とじゃがいもやねぎのお味噌汁)、晩ごはんの仕込みをし(とりてばとじゃが煮)ごみだしついでに近所を散歩。

すごくさわやかな人間になれたかのような錯覚におちいる。

午前中にいろいろ用事をすませ、ひさしぶりに、お昼の回で映画を一本見た。

「殯の森」。冷静にみられない・・・という部分もあったが。
(おそらくは)つくるがわのひとびとのもっていたであろう、濃密な空気が、映画館にみちてくるような。
そんな映画。

見終わったあと、あーだこーだとことばにして、自分のなかでぐるぐる考えてしまうのがいつもなのだけれど、これについては、ぴたっと説明できる文章が自分のなかにできあがらない。
すぐにことばになるのじゃなくて。じっくり時間がかかりそうな。
それっぽいことばでなにか言ってみても、それは一見かっこよくみえても、それだけでしかないような気がする。

さて、充電したきもちで、その後は予約しておいた本をかりに、図書館によってみた。
そうしたら、さすがに朝からとばしすぎたか、ぐるんぐるんと地球が回る。

しばらく休んで、うちにかえり、またあらためて休んでいると、おちついた。
けれど、結局予定していたお茶のお稽古の復活は、きょうはおあずけとなってしまった。こころのこり。

おちついたあと、食料の買出しに行き、もどりがつおのさくをかってくる。朝の煮物と、お刺身のサラダで、晩ごはん。
とちゅうでなんじゃくなことになったけれど、最近のなかでは、よくうごいた日だった。

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ほのぐらく

きょうも青いそら。気温上昇。

用事をすませたり、図書館にいったり。きのうおとついとさしてかわらない一日をすごす。

ヅラなしででかけてみたら、これがもう、ほんとうにらくで。
あたまがのぼせることもなく、汗をかいたらそのままふけるし。じつに具合がいい。
錯視で、小顔効果もねらえないだろうか。

痛くなってくると、胸のあたりが熱をもってくる。
じっとしていると、だんだんしゅーっとふつうの体温とおなじになってくる。
ふしぎなもんだ。からくりは、どうなっているのかな。

図書館にいるうち、くらくらとしてきたので、ああこれはなつかしい低血糖、とかえりにカレーやさんによってみた。
ちかごろは、食べる量にくらべて運動量がすくないのだろう、おなかがすいてくらくらする、ということがへっていたのだった。

QVのカレーは入院時にデリバリーしてもらって以来。

夏野菜カレー。手のひらにばさっとのるくらいの見た目量の野菜が、投入されている。
大盛りにしてもよかった、とかんがえているうちにぺろりとおなかにはいってしまう。満足。

ここしばらく河合隼雄の著作集を読んでいた。
むかし読んでいたものだけど、きれいさっぱり内容をおぼえていないので、ちょうどいい。
(わすれっぽいと、得をすることもあるというもの。)
ここのところ痛いのの影響もあってか、なんとなくしんねりしたおもいがうずまいていて、そんなじぶんをもてあましていたのだが。

読んでいるうち、ぼんやりと解決のてだすけをもらったような気分になってきた。
気のせいかもしれん。安直といわれれば、まったくそうだし。
ははは。
そういう気分と、しんねりなきもちを、いったりきたりしながら、すごしていくようにできているのでしょう。

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へあからー

きょうもへろへろ。
なんだかしゃっきりしない日々がつづくなあ。
日中、すこしでかけてみたが、やはりとちゅうで患部が痛くなって帰ってしまう。

うちでじっとしていると、いたみどめを常用しなくてもよい、そんな程度にはなってきているのだけれど。

エキスパンダーをいれたところ、皮膚をじぶんでさわってみると、もこもこ、べこべこしている。へんな感触だ。
痛いので、ついさわってしまう。

気分をかえたいなーとおもって、自宅で髪をカラーリング。
自力でやったのなんて、おぼえていないくらいひさしぶりなことだ。

くるくると巻き毛かげんの毛が生えてきていた。
それも、ちかぢか、抜けてしまうのだろうし。
そんなら、抜けるまでに、やったことない色にしてみようかとおもって、ピンク系の色にしてみたのだった。

実際に染まった色は、ふつうのあわい茶色系。あかるい色になって、ええとこれは、まるで。

ええ、まるっきりの、さるあたまでございました。

ちょっとのあいだくらいは、ヅラなしでうろうろできるかなあ、なんて考えています。

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ふかくじつ

うちでこもっていてもしかたがないので、ふらりとさんぽにでてみた。
風が、むしあつい。はだにうすく熱の膜がはるような。

図書館によって、数冊本をかりてかえる。

夕方の回で映画をみようとおもっていたけれど、やはりからだがきびしく。あきらめる。
そういうのは、もうちょっと回復してからにしようとおもう。
なんというか、精神的にもうちょっときりっとしているときではないと、2時間あちらの世界にいってくることは、ハードルがたかいのだなあ。

しんきくさいはなしだが、からだが痛むときは、考えもうわむきにならない。
いまは、今後のことをなるべく考えないようにするのが、時間をすごすこつだろうか。うーんうーん。

帰りは、バスにのった。あるく動きにあわせて、うでやせなかがつっぱる。
左手が、他人のものように、だるい。でもじっとしているとおさまる。

もよりのバス停についたころから、雨がふりだす。大粒の。
ぎりぎりなんとか、ぬれずにすんだ。
そういうちょっとしたことが、うれしく感じられる。
ねっとりとした夜。

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ひとはいさ

きのうは、岡山ジャズフェスティバルの日。
どんなかなとおもって、ルネスホールをのぞきにいったら、盛況のようだった。
ボランティアスタッフの人と、ちょぼちょぼ話しをして、すぐにかえる。

きょうも、ジャズフェスティバルのイベントごとをやっている場所にむけて、雨のなか、でかけてみた。
けれど、しんどくなってやっぱりかえってしまう。しょんぼり。

なにをしたというわけでもないのに、ただ荷物をもって、ちょっとあるいただけなのに、からだが、みしみしいうのがわかる。
ただあるくだけでも、からだのパーツはつながってうごいているんだなあ。

残念だったけれど、こりゃまあ、しょうがない。
病院ではもうだいじょうぶー、とおもっていたけれど、日常のうごきが、まだちゃんとできていないかんじ。

それでも、それぞれのイベントごとが、もりあがってたようでなによりでした。
峠でせいろをいちまい食べてからかえった。

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はざかいき

退院に際して、おめでとうのことばを、みなさまありがとうございました。

きのうは、帰ってから、しばらく荷ほどきや洗濯をしたのち、食料の買出しにいった。

室温に放置しておいたものが、いたんでいたりして、しょんぼり。冷蔵庫にわすれさられていた野菜の残骸に罪悪感をかんじたり。
台所にだしっぱなしにしておいた、玄米が、かびていた。そんなこともあるのですね。もったいなかった。

お店は、しなぞろえも、すっかり秋らしくなっていて、ビールも秋味なんかが並んじゃってて。

じぶんで選んで買い物のできるたのしみ。つやつやの野菜や、おいしい豆腐やあげなどを買ってかえる。
夏野菜と、秋野菜の、ちょうど中間くらいの時期。なにをたべようか、おおいにまよった。

きのこや野菜をまとめて蒸し、塩で。
たくさんのねぎやきのこをくわえてさばのみそ煮。ゆでおくら。
たくさん白米をたき、かつおだしであげのはいった具だくさんのおつゆをつくる。

どうってことない献立だけれど、そういうものがたべたかったのだろう。
まだ、胃がおもいのでたくさんは食べられないけれど。

帰宅後からばたばたとしたので、夜にはすっかりくたびれる。
まだ、本調子ではないのだろうとおもう。
このくたびれも、きもちがいい。じぶんで、なにかできることのたのしみ。

うではいまいちあがらないし、不便はぼつぼつあるけれど、これもちょっとずつ改善していくことをねがおう。

調子にのって、つい薬をのみわすれそうになる。いかん。

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のわきだつ

ところが、昨夜にちょっとした騒動があったのだな。

夜、もやもやとあわい吐き気があるので、いままでのように副作用どめをのみ、そのもやもやが気になってなかなか寝つけずにいた。
ひるま、あれだけ寝たから当然だね!とおもいながら。

夜半に、ゆるゆるとおなかが痛みだす。
むむむ?もやもやの延長?とようすをみているあいだに、どんどん痛みがきつくなってきた。

30分ほどトイレとベッドをいったりきたり(きれいさっぱりかけらも出ない)、からだをベッドの上で、ちょっとうずくまらせてみたり横向きにしてみたり(あおむけしかできないときでなくてよかった)。

そのうち、ベッドにもどるのもきびしくなってきた。おなかが痛くて、ベッドにあがれない。

逡巡したのち、入院してからはじめての、ナースコール。うう・・・。
ゆたんぽのようなものをもってきてもらい、しばらくあたためてみるが、改善されず。
ふたたび、看護師さんを呼んで、ブスコパンの筋肉注射をうってもらう。

ブスコパンかあ、ちぇ、とちょっとなさけないきもちになりながら。
1時間弱ほどで、おなかがぐるぐるっと音をさせて、うごきはじめた感じがした。(そのあいだ、じぶんでずっとのの字にもんでいた)そのあと、また、トイレに行く。
痛みも、だんだんとひいていく。

朝は、おなかの痛みはなく、ただの胃のもやもやと、顔の紅潮ていど。(これはいままでどおり)
氷のうで顔を冷やす。

聞いてみると、夜半のはどうも、副作用どめの副作用(ややこしい)による、かるい腸閉塞状態、だったのらしい。

渦中では、おなかが痛みつつも、「退院がのびたら、さきにもってかえってもらった荷物のなかの、洗濯物がやばい・・・」とおもっていた。

きょうの退院をのばすかどうか、お昼までようすをみてみるか、話がでたけれど。
相談すると、おそらくきのうのような腹痛は、帰宅後はおこらないでしょう、とのこと。
それなら、このもやもやや紅潮はいつものことだし、というわけでやっぱり帰ることにした。

なにはともあれ、退院がきまってよかった。
これから、いろいろ手続きをして、LANケーブルなどを返して、帰ります。
帰ったら、こころおきなく洗濯ができるでしょう・・・。

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ねとぼける

きょうは回診のあと、予定どおりパクリタキセル再開1回目。
点滴でゆっくりいれていく。

見た目には、よく浮いているいい血管だと、一見思われるのらしい。でも、ハリをさすと、にげる、とのこと。
(じぶんではもちろんわかりません)
いろんな人に、何回もこれまでもおなじようなことをいわれたけれど、きょうもそういわれて、3回さしなおす。

副作用どめものんでいるし、点滴終了後、さほど吐き気などはなく、このあたりはいままでどおり。
暴力的なねむけで、午後からほとんどねてすごした。これも、これまでとかわらず。

あす退院なのだが、足がないので、きょう、友人親子が、荷物をひきとりにきてくれた。
荷物だけ、さきにうちにとどいていれば、あとはふつうの一泊旅行程度の量だけをさげて、ふらふらとかえることができるでしょう。感謝。

しかし、そのときなにをしゃべったのかが、記憶があいまい。
とちゅうでのんだ痛みどめの服用時間を看護師さんにつたえたときも、あれ、さっき聞いたよ?といわれる。

きれいさっぱり記憶がぬけおちている。
ねむいねむい。

あとは、関節可動域を測ったり、外来スケジュールの確認や検査の予約、退院時処方の薬の確認などなど。
こうなってくると、残務整理っぽく。

入院中はみなさまお世話になりました。(気が早い)

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ぬけさくな

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管が抜けてみると、ほんとうに快適。
痛みどめはやっぱりのんでしまうけれど、それでも肩関節のリハビリなど、やってみようかというきもちになる。

これまでも、しょうがないねえとぼつぼつやってはいたのだが、体のうごきにあわせて、体内の管もぐりぐりとうごいて・・・なんともいえない不快感だったのだ。

きょうは午後からリハビリの時間があった。
ビデオでは、手術直後からベッドの上でおこないましょう、などとあったりして、いまごろ見てもねえ、と苦笑してみたり。

集団でわいわいやるのかとおもっていただけに、研修室っぽいところで、ひとりビデオをみる形式でだったので、ほっとする。

イタ気持ちいいので、ついやりすぎてしまう。
やはり、健側にくらべると、可動域の制限がおおきくてなさけない。
なけなしの負けず嫌いぢからを発揮して、よちよちとリハビリにはげんでいくことにしようかな。

あしたさっそく抗がん剤の復活初回をやって、なにごともなければあさってに退院、という予定になった。

来週以降の外来スケジュールのうちあわせもする。
まかせておいたら、なぞな日時の予定がきまってしまいがちなので(機械的にやるのでそんなこともおこる)、これこれこういう日程でいきたいのだが、とこちらから提案する。
このへんも、だんだん勝手がわかってくる。
もう、ちゃっちゃとすすめてしまいたい。

8月ぶんの請求書が病室に届く。
限度額適用のてつづきをしていたので、さほどびっくりする額でもなく。
それでも、なんとなく、こころもち、お値段がへんなような・・・しっくりしない。いやわたしのかんちがいかもしれないけど・・・。

窓口で相談してみる。
窓口のお姉さんの説明で、いったんはわかったようなきもちになったけれど、やっぱりようわからん、とふたたび相談すると、なかからほかの人もでてきた。
過去のわたしの記録なんかもだしてきて、かんかんがくがく。

結局、4万円くらいやすくなった。
いそがしいときにごねる客だ、とおもわれたかもしれない。でも、納得できてよかった(お値段もだけど)。
いっこいっこ、制度の勉強になるし。
9月分と、今月予定される外来とのくみあわせの相談などもし、すっきりして病室に戻る。

ゆうがたにはいつものおなかの注射。
だんだん、日常の治療にもどっていくのだね。ばすっとうってくる。
去年のいまごろもそうだったけれど、今回も、うったことなさそうなドクターが見学をしていた。(去年のは、初めてうつらしいドクターの手によるものだった。実験台的でしょう)

3週間ぶりに全身にシャワーをあび、あたまを自力で洗った。こういう、ふつうのことがなんともありがたい。上半身はずっと清拭だけだったので、これでかなり、さっぱりした。

写真は、さしいれにもらった、ぱんだぱんなど。かわいらしい。

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にがおりる

朝になって、とつぜん浸出液の量がへった。横ばいがしばらくつづくのかと、多少あきらめがはいっていただけに、うれしいおどろき。きゃー。

浸出液の量をはかってもらって、そのあとはまず形成外科を受診。
きょうも50cc生理食塩水を注入する。

気のせいか・・・?といぶかる程度には、腋に注射針がはいるのがかんじられるようになった。
それよりも、うでをあげておかないとますますあがらなくなるよ、といわれてひらいてみた腋が、なかなかに痛むのだなあ。

それでもって、病室に戻ると、時間差で注入による痛みがやってくる。さっさと鎮痛剤をのんで、ベッドで回診をまつことにする。白い巨塔的な、あれである。

今回の回診は、人数少なめでアットホームなかんじだった。
浸出液の量をつたえると、どこかに電話をして確認し、やっと管がぬけることになった。

2週間、わき腹からはえていた管がぬける。どこへいくにも浸出液のバッグをつれていき、管もぶらぶらしてさげていたし、ずいぶんわずらわしかった。
手術したとこのまわりで、管が通っているあたりが、つねになにかを圧迫しているように、違和感や痛みもあったし。
これがとうとうとれるなんて。

体からでているところで、管をみじかく切り、それをはさみのようなピンセットのようなものでつまんで、ぐーっとひっぱって抜くのである。
痛いのだろうか、とみがまえてみたけれど、そんなことはちっともなかった。わずかな抵抗をかんじさせながら、ちゅるうっと、さわやかに管は抜けていった。

ひっぱるとき、管がひらたくつぶれていたので、「サナダムシみたいですね」とつたえると、いまどきサナダムシなんていう人はあんまりいない、といわれた。サナダムシはいまどきではないのか・・・。

管が抜けて、管がはいっていたところの不快感はなくなった。ずいぶんらくなものです。
この2週間の、体内の管がはえている部分に沿ってあった、こりこりとした痛み。
もはや、抜けてしまったあとでは、それももうあんまりおもいだせない。

ゆうがた、ばらの花とともになごやかなお見舞いあり。花のたまが、まるくてデカイ。すばらしい。

あとは、はやくうつぶせや横向きの姿勢で、ねむりたいものだ。一歩一歩。
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ならたーじゅ

きょうから、経口薬のホルモン療法が開始。
毎朝、ノルバデックス(タモキシフェン)の錠剤をのむのだ。
さっそく、のみわすれそうになった。(看護師さんのチェックがはいった)
こんなずぼらな性格で、5年間、きっちりのめるのかどうか、心配なところ。

そして、ノルバデックスとゾラデックスの作用のちがいを、あらためて医師に相談し、なっとく。
ホルモン療法とひとくちにいっても、それぞれ機能がちがうのだなあと。

きょうは、朝昼晩の鎮痛剤をのんだていどで、頓服の鎮痛剤は必要ないくらいの痛み。ブラボー。
せっかく、つよい鎮痛剤(頓服)をだしてもらったけれど、効果は、そんなわけでよくわからないのだった。

もちろん、痛くないほうがいいにきまっているので、わからなくてもぜんぜん問題ない。
どっちにしろ、あしたにはいたくなるのだろうしさ。(予想)

とんぷく、ってひらがなで書くと、字面がかわいらしい。

あすの注入以降、また痛くなるかもしれないし、そうしたらあんまり出歩けないかも、とおもって、夕方からすこしさんぽにでてみた。
昼間は気温がたかいのだろうが、夕方の風には、すこし秋がまざっていた。

ついでなので、すこし足をのばして、電車にのってうちまでもどってみる。
郵便物を確認し、ねこをすこしかまい、すぐに病院へもどる。
なんせ、片道30分~1時間弱かかるんで、あんまり悠長にはしていられない。

気温や気候もそうだが、まちのひとびとの服装も、じょじょに秋にシフトしていっているのが感じられた。
はだしにサンダルばき(入院したときの格好のまま)のじぶんが、ちょっとなさけなくもあり。

いつのまにか、入院して3週間たった。
なのに、いまだに管もぬけていないし、なんてこった。
たったそれだけの期間なのに、まちの風景もかわってみえる。
そういう目でみているからかもしれないけれど。
新装開店したお店なんかも、電車の待ち時間にのぞいてみたり。

世間からのおいてけぼり感をかんじ、ぼんやりとこれまでの治療経過をふりかえりながら、病院最寄の駅から、てくてくとあるいてかえった。

おいてけぼり感は、ゆだんすると、ふととなりにやってくる。
てくてくと歩くペースで、それをゆっくりと反芻し(だってないことにはできないから)、適度にからだをくたびれさせて、またふつうの病室での生活にもどっていくのだった。

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とどまって

きのうは、気分的にもりだくさんだったような気がしたぶん、夜は熟睡できた。
鎮痛剤が、強めになったこともあるのかもしれないけれど、以前ほど、痛みも、たえがたいというほどではないし。

前回、生理食塩水をいれてから、ずいぶんたつ、ということも理由なのかもしれない。
あさっての火曜日にはまた注入の予定だけれど、なるたけそのときのことはかんがえないでおこうとおもう。

朝、病理検査の結果報告書を、解読・・・。
なんでこんなにわけわからん単語をならべてるんだ~、としろうととしては思うけれど、業界内では、そのほうが話がはやいのだろうな。
書いてあることはわかったけど、その理由はなんで?という点がいくつかあるので、これらはあした、直接質問することにする。

浸出液の量も、ゆるゆるとへってきていたのが、きょうは横ばいの量だった。うーん。
かといって、なにか努力して実るというもんでもなさそうだし、ようすをみるしかないような気もする。

日曜日ということもあり、終日ゲストあり。
あほな話ばかりしていたようにおもう。

とくに治療のスケジュールもはいっておらず、シャンプーをしてもらったり、浸出液をすてたりする以外は、ただのんびりしていた一日。
おやつ(とうもろこし、ぶたまん、などなど)は、ちゃくちゃくとたべていたりして、おなかまわりがこわいことになっている。あああー。

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ていっぱい

きょうは病理検査の結果の説明があった。
やっと、というか。
はるばる親族もやってくる。

どうも、結果は手ばなしでよろこべる内容ではなかったみたい。
とりあえず、見える範囲ではがんはとりきれている、ということだったが(断端陰性ってことかな)。
これは、よいニュース。たぶん。

ER(++)、PgR(++)←これは術前では(-)といわれていた。
HER2は陰性。
がんの性質は、おとなしくない。
リンパ節15個中15個に転移あり(術前のケモでは消えてなかった・・・。これは残念)

おとなしくない、というのが、いやはや。
開口一番で、「きびしいですね」といわれたのも、印象的。

同病の人か、あるいは同病の人を親族に持つ人以外には、なんかの呪文みたいなひびきの羅列かもしれない。
あとは、報告書にはいろいろ書いてあるけれど、これから判読していこうと思う。
(必殺あとまわし)

あー、術語にかぎらず、全般的に単語とかしらないんで。とほほ。
ブレインがほしいとこではある。

家族の提案で、PETの検査を追加することになった。
(わたしは、してもしなくてもいいとおもっていたが。)
バカ高なんで、入院中にできそうでしょうか?と提案してみたら(包括医療なんで。われながらみみっちいなあ)、バカ高ゆえに、入院中にはできないことになっているんだ、というお答えだった。

そりゃあそうか、となっとく。経営する側からしたら、そりゃあ、かなわんことでしょう。

それから、いままでのおなか注射に加え、来週から経口薬(タモキシフェン)のホルモン治療を併用することになった。

そして、抗がん剤も結局追加することに。おそらく、4クールくらい。
こちらは、管がぬけないことには、開始はできないんであるが。
また毎週点滴にかようことになるのだなあ。

ここらへんは、術後の会話のなかで、すでに出てきていた提案だったので、おさらい、というか再確認、といった風情でふんふんときいていた。

きりとった患部の写真もみせてもらう。(以下、グロいのが苦手なかたは、てきとうに読みとばしてください)

これは、術前から、つよく希望していたのだった。
まるのままのやつと、スライスしたやつ。
一部には、皮膚や乳頭もついたまま。それらもこみで、薄切りにされているんである。

まるのままのやつは、おもったより、肉のかたまり感がなかった。乳腺や脂肪って、こんなふうにつまっているのか・・・。
スライスのは、断面が、それぞれ変わった色をしていた。
ところどころ、これががん細胞だよー、とゆびをさしてもらう。
がんの部位がわかる加工をした写真では、もののみごとに、よくもまあ、というほどに、ちらばりまくりだ。

総じて、フォアグラみたい・・・
と、素直な感想を口に出すと不謹慎な気がしたので(なんでか。親の手前か。)鶏肉みたいですね!といってお茶をにごした。
(そのあとのお昼ごはんはからあげだった。)

説明のあとは、まあ起こってしまったことはしょうがないしねー、と家族でごはんをたべたり、おやつをたべたり。
院内の売店で、アイスの実をかってきて病室で開けたら、いちど溶けたのちに再凍結したらしく、マーブルなアイスバーが箱から出てきた。
そんなこともあるのねえ。(お店で交換してもらった)

それから、きょうから鎮痛剤がミリ数のおおきいものに変更になった。
これはすなおにありがたいです。たすかる。

ここのところ、ガーゼ交換くらいしか山場がなかったので、きょうはもりだくさんな一日のように感じた。
このへんからも、いかにふだん、ゆるみっぱなしで日々をすごしているかが、よくわかろうというものである。

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つつましく

きょうはシーツ交換の日。
看護師さんがふたりきて、てきぱきととりかえてくれる。そのあまりの手際のよさに、みとれてしまう。
組み体操みたいだ。笛の音がきこえてきそうなくらい。

「看護学校でいちばんさいしょに習うのよー」「たいがいのことはわすれたけどねー」とのこと。ほがらか。
学会で関東方面にいった、となりの病棟の看護師さんが、台風のためにかえってこれず、日勤の人数がたりなくてたいへんらしい、という話もしていた。こんなところにも、ひっそりと台風の影響があるのだなあ。

浸出液のいまの量と、理想量までへるのにはどれくらいかかるか、それぞれを医師にきいてみる。これからが、なかなか、へるのに時間がかかるのだということ。そんなあ。

午後からは、ぼおっと本をながめたり、いつのまにかうとうとしたり、痛みどめがきれてきて目がさめたり。
あたまのなかが、本格的にさびついてきているのが、よくわかる。

晩ごはんのまえに、おやつ(オムライスなど)をたらふくたべた。
ゆるいたまごののったごはんが、ちょっとまえから食べたかったのだった。満足。

あしたは病理の結果をきく日。
いちおう、きりとったものの写真もみせてもらう予定。
どんなものなのだろうか。と、いまさら考えてもしかたがないので、ぼやぼやとその時間をまつことにしようとおもう。

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ちゅうにうく

きょうもぼつぼつと痛む。もう、毎日おんなじ話題で、いやになっちゃうわん。

きょうは、朝は回診。
どわっと学生さんをひきつれ、ドクターの一団がやってくる。

ゆっくりと右肩さがりで、浸出液の量はへってきているらしいけれど、それでもドレーンをぬくためには、もうすこしへらないといけない、とのこと。
ああ、これも、何回聞いたことか。

一度、はやめに抜いてしまって、成績がよくなかった事例があるとのことで、それでよけいに慎重にしているのだということだった。
まあ、そんなことならば、しかたないのかもねえええ。
エキスパンダーをいれる場合と入れない場合で、そこらへんの基準量や期間や痛みがかわってくるのだそうな。
へえ。

午後になって、病理の結果が出たから、説明の日には親族をよぶように、といわれる。
ひとりで、先に聞くことはできないのか、たずねてみたが、家族といっしょにきくべきものらしい。

どういう結果が出てもいまさらなことでもあるし(粛々と治療を継続していくしかないし)、先に聞いておきたいのが人情というもの。
わざわざ、説明のためだけにはるばるよびつけるっちゅうのもねえ、とも思うのだ。

しかし、そういうわけにもいかんのだそうな。今後の方針などもそこできめるのだろうし。
あとになって、見たこともない親族が出てきて、話がちがう、とねじこまれるケースもあるらしいから(これも医師から聞いた)、その対策のためでもあるのだろうか。

何回もおんなじ話をするのが手間だ、というのもとうぜんあるでしょうねー。

しかし、ひっぱるなあ、というのが率直なきもち。
もやもやっとしそうではないですかー。
でも、いまさら結果がうごかせるわけでもなし、なにかできることがあるわけでもないしな、というあっさりした思いもある。

痛いけれど、食欲はばっちりあるので、そして食べてるあいだは気がまぎれるので(危険だなあ)、もりもりと間食。

いま、病室はジャンクでデンジャラスなかおりにあふれています。
ついさきほど、モスチキンやオニポテ、フレッシュバーガーなどをいただきました。
とうぜん、晩ごはんぺろり、のあとです。

伊坂幸太郎「終末のフール」をよむ。
ファンタジーなんだけど、さわやかー。むかしの萩尾望都とか、ブラッドベリみたいな。
こんなにいい人ばっかり出てきて。
弱っているときには、こういうきもちよく読めるものって、だいじですね!
これも借り物。

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たすけられ

きょうもあいかわらず痛みはあるけれど、きのうほどではないかなあ。
とりあえず、きょうからはボルタレンとロキソニンのダブル使いで鎮痛していくことになる。
だめなときは、また座薬(これもボルタレン)だ。

きょうも院外にふらふらでかけていくほどの根性はないが、病室にずっといるのも気がふさぐので、足だけシャワーをあびたり、院内のドトールでお茶を買ってきたりした。
散歩というほどの距離でもないけれど。まあ、きのうよりは。

いろんなドクターや看護師さんがでいりするので、誰に何をいったのか、わすれてしまう。へろへろへろ。
(きっと、相手がたも、多少はそうであろう)
あいまに、えっちらおっちら腕をあげてみたりして、プチリハビリ。
腕があがらなくなるのも、困るし。

宮部みゆきの「楽園」をよむ。
よんではおき、よんではおき、していたら、はいってきた医師の一人から「それなかなかよかったよねー」といわれる。
医師は、「模倣犯」についてもすこし言及し、風のように去っていった。
新聞連載だったらしいけれど、とても、宮部みゆきらしい話になっていた。

あとは、太田垣晴子の「キリンビール大学・ビールでいただきます!」をながめては、煩悶する。
やきとりとか。スペイン料理とか。おでんとか。ああ・・・。
それにでてくるたべものたちが、とっても魅力的で。

借り物などばかり。
人々の供給してくれる本でもって、入院生活がささえられているのだった。感謝。

ぼやぼやとすごした一日。

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そこばなれ

今朝は、またまた、エキスパンダーに生理食塩水を注入する日。
よちよちとでかけていく。

朝の4時くらいに痛みで目が覚め、詰め所で痛みどめをもらって飲んだりしていたのだった。(ストックがきれていた。またまたうっかり。)
目覚めもよくないまま、ぼへーっと形成外科までおりていく。

きょうは40cc注入。50ccじゃないのは、「きつくなってきているから」とのこと。スムースにはいりにくくなっているのかな。
腋からの注射は、あいかわらず感覚がない。注射針をぬいて、そこをガーゼでふきとると、血がそれなりについているのに、それでも無感覚。ふしぎ。

それから、きょうは抜糸。やっと、というか。
裁縫道具の、ニッパーみたいなので、ぴりぴりと切っていく。
そのあと、テープで傷をおおった。
抜糸をしたあと水を注入したりして、ぺりぺりっとそこからはがれてきませんか?と聞いて、失笑をかう。

いっつも、あほなことばっかり聞いて、苦笑されたり、あきれられたり、そんなことのくりかえしな気がする。
「こんなに皮膚をのばして、皮膚が妊娠線みたいにわれてきたりしませんか?」とか。

ところで、最近は、何ハリ縫う、という単位ではかぞえないらしいと聞いたのだけれど・・・いちおう、質問してみた。
そうしたら、やはり、何ハリ、という言い方はしないのだそうだ。正確ではないので。
なので、傷のサイズはふつうにcmでおしえてもらった。
17cm、ということでした。そんなもんなのかー。

午後から、もう、なにをしても痛い。
いつもは、昼間はパジャマでいるのはいやなので、着替えてすごしているけれど、それもできず。それどころか、病室からも、まったくでない。
ベッドのうえで一日過ごす。
あたまに、枕を差し入れるだけでも痛かったのだ。
なんとまあ・・・。もう、あきれかえる。人ごとのように。

寄り道した医師にその旨をつたえ、きょうは座薬でいきたいんだけど、とリクエスト。
もう、背に腹はかえられないのだ。
座薬は、経口のにくらべ、看護師さんの手をかりるから、もうしわけないのだけれど。

さすが、ミリ数はおおいし、効くのも早い。
痛みはいくらかはそこにはあるけど、ふつうに起き上がれるし、こうやってキーを打つことだってできる。

しかし、10年ほどまえだったら、(座薬をおねがいすること自体には躊躇はしなかっただろうが、)こうやって臆面もなく書いてしまうことはできんかったように思う。
こうやって、人はおばちゃん化していくんかもしれんですねえ。うう。

いまは快適。

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せるふけあ

世間は新学期だったようですね。
ガーゼ交換やバイタル測定をしてもらい、薬をのむくらいで、とくにへんてつもない一日をすごす。
たいがいの時間は、ねちねちと本をよんだり。

週末、まったく院外にでていなかったので、こりゃあいかんわな、と午後から一時間ほど病院のまわりをさんぽしてみた。
日ざしがつよい。
せなかに汗をたくさんかいた。
まだまだ、夏のなごり。

さて、(むだな部分の)脱毛問題。
相談してみましたところ、刃物(かみそりとか)、毛抜き、電気シェーバー、どれもよくはないしすすめないけれど、年齢のこともあるし(高齢の方は、あんまり処理しないのかな。時代背景的に?)、電気ので処理するぶんには、病院からはなにもいわない・・・みたいな返答がありました。
毛抜きは、いかんらしい。ほう。

当面は、それでなんとかしのいでみようか。
それよりもまえに、早くうでがあげられるようになりたいけれど。

午前中、ドアがすーっとあいたので、来客かな?とおもったら。
どうもとなりの人が部屋をまちがえたらしくて、そのままはいってきたのだった。
その人は、すぐにまちがいに気づき、ものすごくうろたえ、声が出せないようなのに(甲状腺関連の手術か治療をされたもよう)、なんとか弁解しようとされていた。

むしろ、こっちが恐縮してしまうくらい。
似たようなへやがならんでいるし、そういうのはしょうがないのだ。

日が落ちるすこしてまえに、ゆうだち。
さあさあと、音がきこえるほどの大粒の雨。

あしたは、また、例の、生理食塩水を追加する日。はやいものだ。

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すきかって

きょうも、ゆだんすると、じりじりと痛む。
しかし、痛もうが痛まなかろうが、かわらず一日がすぎていくもので。
痛みどめを駆使しながら、なるたけわすれるようにして、のほほんだらだらと、すごす。

からだから生えているドレーンから、浸出液がすこしもれるようになっていた。
いつのまにか、あてているガーゼがしめってきている。
ガーゼを交換し、油紙をあて(このへんは古風だなーと思った)、そのうえから防水のふにゃふにゃのフィルムを貼る。
ドレーンの出口(入り口?)が見た目にも変化がないことから、そのまま様子かんさつ。

痛みがきつくなってきてから、ここ3日くらい、じつは病院外にでていない。
それまで、あれだけふらふらしていたのに。
つねに、病室にいないといわれていたのに。
なんとまあ、非力なことであるよ。

そとは、暑いのかしら。涼しいのかしら。
たずねてきてくれる人々の格好からおしはかると、それなりに蒸し暑かったのだろうなあ。

でも、痛みどめがきいているあいだは、あいかわらずあほーな話をしたり。
ごはんももちろん完食で、おやつまでたべてしまうし。
あ、そうそう、ベッドも、フラットにしてねむることができました。
薬がききはじめなころに寝入るように図るのが、こつらしい。

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しげしげと

070901_120556 きょうは、ガーゼ交換やシャンプーの日。
それ以外はとくに予定もなく。

ガーゼ交換では、看護師の人が、わたしのへやのスピーカーのスイッチを押しわすれたらしく、よばれないままですごした。
そのうち、直接呼びにきてくれたので、交換せずじまい、ということはなかったけれど。

からだの側面にある、管のはいっている穴をじっとながめる。
いつみても、ふしぎ。こんなところからでてくる液を、いまは袋にためているわけで。

シャンプーのあと、タオルをあたまにまいて、しばらくすごした。
タオルをはずしてみると、髪の毛がソフトにパンクなかんじでたっていた。
ねぐせみたい、ともいう。
ちょっと気に入ったので、一日そのままですごした。
ぼうず刈りくらいの短さだけれど、アレンジのしようもあるのかもしれん、ともおもった。

さて、お昼は、防災の日こんだて。
主食が、おにぎりで。備蓄用のパン(レーズンパン)、というのもついてきた。
ダブル主食は、なかなかヘビーだ。
ほかには、かれいのしょうゆバターソテー、とろろ、きゅうりのあえものなど。

きょうも、痛みどめがきれると、痛い。
けれど、痛みどめがきいてくると、ついうとうとうたたねしてしまった。
夜もよくねむれるといいけれど。
はやく、ベッドをフラットにした状態で、眠りたいものです。

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