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2007年11月

れいとしょー

日中は日ざしがつよかったですね。
へやのなかにいると、暑くて、頭やひたいに汗をかくくらい。

午後から、職場をたずねる。
みなさん、それほどにおかわりなく。
患者さんと、ぼつぼつ話をする。
子供さんは何人?と、あいかわらずのように聞かれるので、子供はおらんのですよー、と笑ってこたえると、「ああ、男の人とは思わんかった、女の人と思っとった」と真顔で返された。
うーん。いつものことながら、予期せぬ飛躍ではある。

いったんうちに帰り、用事をすませてから、夜の回で、ひさしぶりに映画に出かける。

「題名のない子守唄」をみてきた。
スリルやサスペンスにあふれたものは、あんまり得意ではないけれど。
最後まで、はらはらしながら、時間いっぱい、あちらの世界にどっぷりひたる。

映画らしい映画を見たなあ、と手のうちに実感がある。
からだにちからが入っていたのだろう、外にでると、ぐったりしてしまった。

悲しい、不条理なところのある映画だったけれど、映像はうつくしかったな。イタリアのまちって、あんなに絵になるなんて、たいしたものだと、いつもほれぼれする。

星はみえないけれど、あたたかな夜。

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るーてぃんで

朝、きょうははやくからでかけよう、お昼用におべんとうもつくっておこう、とおもって、きのうのバケットでサンドイッチをつくる。
天然酵母ぱん、ねちねちしていて、たべごたえがある。

お弁当をつくりながら、朝ごはんもついでにたべていたら、しばらくあっていないおともだちからとつぜん連絡があり、午後から仕事がやすみなので、お昼をいっしょにたべよう、ということになった。
そういうことなら、とあっさりとおべんとうは冷蔵庫にしまい、午前中はうちの用事をして、お昼ちかくにとろとろとでかけていった。

お昼から、中華ごはん。
たまには、いいかと。
もりもりとよくたべ、よく話した。検査のことについても、いろいろアドバイスや解説を受ける。

夕方からは、木曜日恒例の、お茶のお稽古。
もう、あぜんとするほど、さっぱりおぼえていない。
それについても、もうすっかり恒例である。

とんちんかんなタイミングで、とんちんかんなあいさつをしてしまうし。
こんな調子で、さいごまでいってしまうのでしょうな。(あきらめ)
お手前の本をもちあるいて、手が空いたときに復習しておこうとおもっていたけれど、結局ひらくことなくすごしてしまったし。

きょうのおかしは、寒牡丹を模したもの、らしい。
その正体が、お花だということはわかったけれど、種類までは先生にきくまでわからなかった。

寒牡丹・・・。冬の花にも、いろいろあるのですね。
とてもかわいらしいかたちをしていた。
あざやかなピンクいろのあんこの表面に、うすーくしろいコーティングがしてあって、うっとりするようなあわい色合い。
ぱっと見、おかしというより、焼き物のブローチかなにかに見えた。

きょうは、いろいろと人と話をしたことで、それなりに刺激をうけた一日だった。
社会は、そこかしこできちんとうごいているのだなあ。ひとびとは、社会の中できちんと機能をはたしながらすごしているのだなあ。

そういう感想ですら、すでに恒例になってきているきょうこのごろ、でもある。

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りあくしょん

いつのまにか、今月もあと三日ほど。
11月がおわると、いよいよ師走。

月末にちかいということで、とりあえず今月分の医療費の手続きのために、社会保険事務所までいってみた。

ここのところは、ためこまないで、毎月なんとか処理している。(実際に処理してくれているのは事務所のひとびとだけど)
それだけで、ちょっとした進歩気分。
ああ、なんて低レベルな。

道中、後楽園のぐるりを、あるいてみた。
修学旅行生がたくさん。
デジカメをてわたされ、まぶしいほどの彼女たちを、黒いお城とともに写真におさめる。

後楽園まわりは、赤や黄色の葉っぱたちで、あざやかだった。
あるくと、あしもとで葉っぱがかさかさと音をたてる。
それ以外には、音もなく。

とちゅうで、あやしげなバイクがぶるぶるっとちかづいてきた。
あら、とふりかえると、しりあいだった。偶然な。
どこのこどもがあるいとるかとおもったよー、といわれてしまう。
こどももなにも、もうすっかり三十路なんですけどー。
と、いいかえす間もなく、さわやかに去っていかれてしまった。

わかづくりなかっこうをしすぎなのだろうか。
というようなことを考えながら、てくてくと歩きつづける。

いつものように、社会保険事務所の手続きは5分で終了。
そして、いつものように、そのとなりのパン屋さんによる。
きょうは、えびかつぱん、天然酵母のバケット、天然酵母のいちじくぱんを買ってかえる。

きょうの晩ごはんは、じゃことレタスの炒飯、レタスときのこのスープ、肉じゃがののこり、青梗菜としいたけいため。
そろそろ使いきらないと、というレタスを、大量消費。

おだやかな夜。
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らちもない

きのうのつづきで、のたりのたりとゆるい吐き気がやってくる。
ぽーっとしたまま、夕方までをすごした。
薬も、やっぱりがまんせずにのむ。

夕方ちかくになると、するっとおちついた。
ぱたぱたっといいかげんな調子で着物にきがえ、着付けのお稽古にむかかう。

きょうは男帯の結び方。
手がつりそうになる。

かえりみち、岡山駅の西口付近で、クリスマスっぽい青いイルミネーションが、ビルをかざっていた。
もうそんな時期なのかー。

一年のうちで、いま時分が、いちばん好きな季節。
あるいていると、空気がひんやりしていて、うれしくなる。
調子にのって、うちまでてくてくとあるきつづける。

きょうの晩ごはんは、肉じゃが、ほうれんそうのじゃこおろしあえ、キャベツときのこをたくさんいれたスープ。
そしてめだまやき。朝ごはんでもないのに、なんだかきゅうにたべたくなったのですな。
白身のふちはちょっと茶色っぽく焼きあとがついていて、きみはとろっとしているのが、このみ。

そのあと、おやつにヨーグルトとみかん。きのうののどごしのきもちよさをおもいだして。

吐き気さえおさまってしまえば、なんてことない、いつもどおりのスローな一日だった。

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よいざめの

きょうは病院。
採血の予定時間が、そんなに早くなかったので、朝、一瞬だけ職場によって、用事をすます。ばたばたと。

朝から、もう、あらゆることがぼけぼけなんである。
ごみをだそうとして、ごみ袋をもたずにうちをでること3回。ねじがゆるみまくっているとしか、おもえない。

採血の結果、こんども貧血と白血球減少。またかい。
ああそうですかー、というくらいで、問題なく点滴をうけることにする。毎回採血の結果プリントを手渡してくれるので、ありがたい。

きょうは、3クールの3週目。来週は休薬し、あと1クール、3週間ほどこなすと、予定では抗がん剤は終了となるのだった。
うー、なんとか年内におわりそう。おわってほしい。がんばれ白血球。

来週から、点滴と並行させて、外来でどんどん検査をうけていくことになる。
肝臓・骨・PET/CTなど。
ようするに、転移しやすい典型的なとこを重点的にやるのらしいけれど、本来セットのようになっている肺のレントゲンをはぶいて、かわりにPETをうけることにしたのだった。
単に、PETやったことないから、どうせならと興味があって・・・。なんともミーハーな理由である。夏に親が提案するまでは、まったく興味をもっていなかったのだが。(検査はすくなくてラクなほうがいい、程度にしか思いがおよばず、興味の対象外だったのだ。)

典型的ではないとはいえ、よくわからないところに転移していることだって、まったくないことでもないらしいから。
一回全身像をとっておいてもよかろうという思いも、もちろんあったのだけど。これは、いかにもつけたしな理由。

なんにも見つからずに、ハレバレとお正月がむかえられるといいなとおもう。
だんだん、ひとまずの終わりに、ちかづいてきている。

きょうはひさびさに点滴のときにハリのさしなおしがある。刺しあとの治りもいまいちになってきているので、血管や皮膚にも喝をいれていきたいところだ。
おべんとうをたべながら、のんびりと点滴をうけ、いつものようにちょっと眠って、かえりじたく。やはり千鳥あしぎみで、ベッドの横でこけてしまった。は、はずかしい。

今回は、点滴終了時から気持ちわるかったので、病院で吐き気どめを追加で飲んでから、それからかえった。3週目だし、こんなもんでしょう。

帰宅後、くすりが効いているかんじはあるけれど、すっきりとしないので、横になってすごした。
もやもやと、あわい吐き気。あしたになれば、きっとおさまるし。二日酔いみたいなもんだとおもって、ごろごろすごすことにする。

晩ごはんはヨーグルトとみかん。こんなときにたべる冷たいヨーグルトや、みずみずしいくだものは、なんでこんなにやさしいのだろうか。

シャワーを浴びたあと、コンタクトレンズをはめているそのうえに、さらに重ねてもう1枚ずつ、レンズをのせてしまった(ワンデイ・使い捨て)。
われながら、どうかしている。
それも左右。どっちか片方のせたときに、気づかないものだろうか。
ひたすらぼけぼけ続きで、夜まで結局すごしたのだった。

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ゆくさくさ

きょうは、朝から、高知市内をちょっぴりあるいた。
はやおきして、うろうろ。朝ごはんのあとも、うろうろ。桂浜にいって、砂浜をうろうろ。
高知は、はじめてなので。ひとびとのことばなども、それぞれにおもしろい。

まちなかで、日曜市というのをやっている。
朝市なのかと、もともとはおもっていたけれど。
きのう夜にぬけだしたときに乗ったタクシーの運転手さんから、一日中やってる市だよ、とあらかじめレクチャーをうけていたので、ゆっくりとその通りにむかった。

ずーっとその通りいっぱいに、市がたっていた。
人も多くて、わやわやした雰囲気。近所だったら、毎週くるかも、っておもってしまった。
なつかしいかんじの、市。

そのちかくの、ひろめ市場、という建物のなかにはいる。
ちょっとのぞくだけのつもりだったのだけど。
魚屋さんや雑貨屋さんなどにまじって、たくさんの食べ物屋さんが。
郷土料理っぽいものもいっぱい。

両親とは別行動で、弟とそこでなんやかやと飲食していたのだったけれど。
これはおやつではすまないなあ、ここでお昼ごはんぶんくらいまで食べちゃうなあ、という意見が合致し、両親と合流することになる。

くじら(お刺身・たたき・さらしくじら)、まんぼうのからあげ、うつぼのたたき、なんとかいう小魚(名前忘れた)、なんとかいう小さい貝(これも忘れた)、焼きさばのごっついおすし、などなど、なんとなく郷土料理っぽいものをたべてみた。

ほうぼうで、お昼からわんわんと、みなさん、飲んでいる。
なんかちょっと・・・いいまちかもしれない。そういう雰囲気に、われながら、よわい。よわすぎる。

その後、大歩危・小歩危・祖谷などによる。
そこの川や山はだや紅葉のうつくしいこと。
川に浮かべたところは見られなかったけれど、カヤックが川沿いに何艇か、おかれていた。
こういう環境だと、ことさらにきもちがいいだろうとおもう。橋の上から、透きとおった水と、およぐ魚がみてとれる。

帰りみちは、瀬戸大橋をわたった。
そのころには、ぽっかりと丸い赤い月が浮かんでいた。

移動ばかりしていて、けれどあんまり歩くことなくて、これはわたしのふだんの旅のペースとはずいぶんちがうかたちなのだったけれど。
ああ四国ってばでかいんだな、と。実感。

父の還暦・退職、の旅の企画だったのだった。
それにすっかりのっかったかたち。ひとまかせの旅は、新鮮なものもおおかったように思う。
3日間、お天気にめぐまれたことも、ありがたかったのだった。

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やまをこえ

きょうは、大洲市内から、高知まで。延々と、海沿いを移動した。

宇和島では、かまぼこやさんによってみる。
たくさんの、ほたるじゃこという魚を加工して、目の前であげているのだった。
あつあつのじゃこ天を、はふはふとかじりつく。おやつに、よかった。

道中、たくさんのおへんろさんたちを見かけた。
彼ら彼女らは、あるきながら、なにを考えているのだろう…
道にまよって、おそろしくくねくねしたへんろ道に入りこんだけれど、そこにもやっぱり律義におへんろさんたちが歩いているのだった。

まるい月が、太平洋の向こうの空にうかんで、なおかつ月の光が海にうつりこんでいた。
映画のオープニングのような波。あるいは、火曜サスペンス劇場。

高知県が、思っていたよりも東西にながいながい県だということも、よく、わかった。
移動ばかりしていた一日だったと思う。
観光らしい観光はとくにもりこまず、太陽やら月やら、海や山ばかりみていた。

そうそう、皿鉢料理には、うわさどおり、ひとつのお皿に、おかずと甘味(ようかんだった)が同居していました。やるな…。
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もにゅめんと

きょうは、まず、朝に新尾道まででかけていった。こだまで。

もちろん、あんまり長距離になると、さすがにきびしいと感じるけれど、近隣の県への移動については、こだまが、だんぜんこのみだ。
なんといっても、ゆったりと、すいているし。

新尾道で家族の車にピックアップされ、しまなみ海道をわたる。
どこまでも、快晴。ありがたいこと。

しょっちゅういろんなところにたちよっては、買い食いをする。
観光は、まるでなし。
移動すること自体が、観光なのらしい。なるほど。

車中、めいめいてんでんばらばらなことを話して、会話もかみあわず。
ここらへんも、あいかわらずなことである。

車中、母が、晩ごはんの時間がちかいから、もうおやつ食べるのやめておく、と宣言した。
そのことばを聞いてすぐ、右をみて、左をみたら、すでにみかんの皮をむいて食べていた。
その間、2分くらい。

なんか、そういうとこって、認めたくないけれど、ばっちり遺伝している…。
絶句したと同時に、自分のルーツというものについて、考えさせられた瞬間だった。

どの山を見ても、オレンジの水玉もよう。
あたり一面のみかん畑に、きもちもなごまされる。

橋や海や、船や自転車たちや。
とおりすぎる風景も、なんともなしになつかしく。
なにを見ても、なにかを思いだす。

海岸沿いをずっと走って、大洲というところについた。
きょうはここで一泊。
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めにはとが

きょうは、お昼すぎに一件予定がある以外は、とくになにもない、スケジュールすかすかの一日。
なんだか、ほんとうに、ぐだぐだとした毎日だ。

おまけに、そのお昼すぎの予定も、とつぜんながれてしまった。
まあ、そんなこともありますね。

そんなときこそ、なにか生産的なことができるといいのだけど。
不慣れなことは、なかなかできんもんです。
以前の勉強会のときの課題をやったり、本をよんだり、おとなしくのどかにすごした午後。

ゆうがたからは、お茶のお稽古。

きょうのお菓子は、ゆずを模した、じょうよまんじゅう。
やわらかでしずかな、あまさ。
見た目は、メロンのかたちのシャーベット、ときどき見かけるでしょう、あれがちいさくなってゆずのかたちになってる、といった風情。

中身、てっきりふつうのあんこだとおもって、手でぱっくりといきおいよくわりひらいてみたら、しろいあんこだったので、ややおどろく。
ゆず風味あんだった。

炉からしゅんしゅんとわきたつ湯気も、みためにあたたかく。
しずかななかに、ときおり、柄杓を置く音や、茶碗にそそぐお湯の音がきこえる。
季節は、みるみるうちに、冬である。

あすは、早起きして、新尾道で家族とあうことになっている。
手術直後のころに会って以来、いくらか間があいていた。
おだやかな時間になればいいけど。どうなることやら。はらはら。

かんたんな旅じたくをしなくては、とおもいながらも。
眠たくなってきたので、きっとこのまま寝てしまうことでしょう。

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むしおさえ

けさは、やはりいつものように、あけがたごろ吐き気で目がさめる。

不快というより、ああまたかあ、っていうていどで、それすらもルーティンなおもむき。
いちいち動じていてもしかたがないんだよねえ・・・。

さっさと吐き気どめをのんで、ごろごろねっころがって午前中はすごした。まったり。

そうしたら、午後から、すとんとおちついた。
先週もそうだったような気がする。からだが、だんだんなれていっているのでしょうかねえ。
らくにすむのは、ありがたいこと。

うちにいると、つい、だらだらとなにかを食べすぎてしまう。
昼間に炊いた、とりのポトフとか。いただきもののカレーとか。
いかんいかん。
際限なしだ。

夕方から、図書館に、予約の本をうけとりにいった。

でかけるとき、ふとちかごろ自前の傘がみあたらないことにきづいて、このごろの行動範囲をはんすうしてみて、道中におもいつきで近所の郵便局によって、きいてみた。
わすれもので、傘はありませんでしたか。

はたして、そこに忘れられていたのだった。
みつかって、よかった。
傘、いったんなくすと、ないならないですごせるこの地域、なかなかつぎが買えないんです。
(晴れの日がおおいから)

いったん、傘をうちにおきにかえり、図書館で本をうけとる。
とちゅう、あるいていたらたまたま知り合いにであい、たまたまもっていたというワインを一本いただいた。なんでまた、たまたま?
ありがたく、いただく。

ワインをさげて、そのままふらふらとあるき続ける。

おなかがすいたので、なじみのお店によって、あみ大根、かきフライ、トマトソースの具だくさんなパスタ、なまこ酢を食べてかえる。

食べることでなりたっているような一日。
あしたは、もっと生産的な日にしたいものです。

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みずのつき

すっかり冬の気配。
夜中は、しんしんと冷えこんだ。

朝はすがすがしく快晴。
そんななか、いつもの病院、いつもの点滴。電車でことこととむかう。

採血も待ち時間はまったくなかったし、待合室もすいていた。30分ほどまっただけで、さっさとよばれる。
ここのところの、この人のすき具合はいったいなんなのでしょう。
検診シーズンがおわったからだろうか。

とくになにも問題はなく。いつもどおりに診察のあと、これまたいつもどおりに点滴をうける。

いつものベッドで。
いぜんはリクライニングのソファで受けていたのだけど、ベッドのほうが、つかえる机が大きいのでね、ついベッドにこしかけるほうを、選んでしまうのだった。

点滴がはじまってすぐ、おべんとうを食べはじめる。ちょうど、お昼のチャイムが、大きい音でなりひびくので、ごはん気分ももりあがる。

食べていると、きもちわるさも、おちつかなさも、解消されるのだった。
おべんとうのひやごはん、むかしはあんまり得意ではなく、できるかぎりあたためなおして食べていたものだったが。
このごろは、ひえたごはんも、それはそれでおいしい、と思うようになった。

だんだん好みがかわっていくのだなあ。
味覚が、こどもだったのだろうとおもう。
むかしは、味付けごはんはすきだったけれど(たきこみごはんとか)、白いごはんはあんまり食べなかったし。
いまは、白いごはんもすきだし、だれかとめてー、ってくらいひとりのときに食べてしまう。いやはや。

点滴がおわりにちかづくにつれて、やっぱり暴力的に眠たくなってくる。いつのまにかうとうととしていて、気づいたときには点滴はおわっていた。
まっすぐかえるには、あまりにも足どりがあやしいので、これまたいつものように、そこで本格的に眠ってから、かえる。

かえるころには、ほとんど日がくれていた。
西の空のほうに、かすかにかすかに、明るいところが見える。この、夕方から夜にかわるときの夜の空の色が、とってもこのみだ。

晩ごはんは、やわらかく炊いた野菜と、大根おろしが食べたかったので、野菜ととりのスープ、ほうれんそうとキャベツごまあえ。ぶたをちょっとしゃぶしゃぶっとして、おろしあえ。のこりのおだしで、おじや。

風邪をひいたときの献立みたい。
まったく食欲が落ちないのは、いいのかわるいのか。ありがたいことですね。

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まいあがる

この週末は、建具やさんがきてくれていた。
うちのなかの、かべやふすまを、やっとなおしたのだった。
こちらのつごうと、建具やさんとのつごうがなかなかつかなかったり、とちゅうで素材の変更をしたり、そんなこんなで、ひとまずの完成まで、ひとつきちかく、かかったのだった。

ふつうなら、おそらく、2日くらいですむものなのだとおもう。
おたがいに、のんびりしていました・・・。

建具やさんに、いま働いていないからいえにいるんだ、という話から、いまの状況についての話をしたりした。
なんせ、屋内でずーっと作業をされているので。
おたがいにいろいろと手を動かしながら、くちもよくうごくのだった。

そうしたら、くるまえに神社でおがんできたよ、なんていわれたりした。
そういう、きもちが、うれしいじゃありませんか。

日にやけ、ぼろぼろだったふすまたちが、ぱりっとあたらしくなって、ずいぶん気分もさっぱりしました。
一部、きれいなところができると、ほかのちらかっているところが、たいへんにめだつのう・・・

それ以外にも、週末はそれぞれに、ひさしぶりにあうひとびとと、うちあげがあったり、ちょっとした宴会があったり、お茶をしたり。
人にもたくさんあって、おいしいものもたくさんたべて、はあもう、あっぱらぱあなかんじで、舞い上がってしまった。

あとから、われにかえるとはずかしいものがある。

でも、こりないのだよねえ・・・。
あいかわらずなんである。

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ほろにがい

きのうからのつづきの気分で、なんだか冬眠的にからだがおもくてしたかがない。
とろとろとろ。
ねむいなかを、朝、念願かなって、粗大ごみをだしてみた。

念願とはいいましても。たんに、てつづきのめんどうくささに、あとまわしにしつづけていただけのこと。
 
だしてみたら、一階までおろすのがたいへんだったというだけのことで、あとは、たいした手間もなかったのであった。
そんなものかもしれん。それでも、なかなか、あとまわしの最重要事項であったことよ。
(たんなる、めんどうくさがり)

昼間は、建具やさんがうちのなかのこまごまとしたしごとをしにきてくれた。

その、職人的な道具さばきにみとれてしまう。
それぞれのしぐさが、興業的におもしろい。
ご夫婦でされているところなので、そのかけあいも、まんざい的だった。

ずいぶん、へやのなかが、さっぱりした。

夕方からは、お茶のお稽古。
相変わらず。ふう。

きょうのおなまは、冬木立、というなまえのものだった。
お菓子のなまえも、そのときどきのご銘も、季節感たっぷりで、おもしろい。へえええ、と、ただただ口をあけて、感心するばかり。

気がついたら、いつのまにか一日が終わっている。

きょうはきょうで、月がうつくしかったな。
きのうとはちがうかたち。
天体ものの、みごとさ。

つい、なにもかもわすれて、ただただ、みとれてしまう。いい、現実逃避になる。すっかり、すべてをわすれる。
むかしのひとも、おなじように、みとれていたんじゃないかなあ。

かたちは毎日かわっていくし、天候によっては見られない日だってあるけれど、それでもちゃんとそこにありつづけてくれる、ありがたさ、こうごうしさ。

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へったくれ

なにをしたわけでもないのに、ややくたびれぎみな一日。
すこしうごいて、休憩して、をくりかえす。
とろーんと、すぐに目がとじるのだった。

おなかがすいていても、じぶんがなにをたべたいのかわからず。
夜ごはんは、かんたんにアラビアータをつくって、お茶をにごす。

きょうの月は、三日月がたの、とてもこのみなかたちをしていた。
あんまり空気がつめたいので、今シーズン初の、暖房をいれてみた。
あたたまるまでしばらくかかるので、つい、てっとりばやくベッドにもぐりこんでしまう。

そして、つい、うとうと。
冬眠前の、くまかなにかのようです。

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ふるぎつね

きのうはよるにすこんと眠れたのだったが。
明けがた、3時くらいに、やはり吐き気でめがさめる。

さむいので、吐き気どめをのんだあと、ふとんのなかでじっとしていた。
ここらへんが、夏とちがうとこだなあ、とおもう。じりじりと。

だんだんときもちわるいのがおさまってきたので、7時くらいから、1時間ほど眠る。
おきてから、小松菜をうかべたにゅうめんをたべたり、お茶をのんだり、おだやかなごはんをおなかにいれながら、時間がたつのをまった。

そうしたら。とつぜん14時ごろから、するっと吐き気がおさまった。
顔が紅潮しているのと、かるい頭痛があるほかは、もうすっかり元気である。
このまま、さわやかに、おさまったままでいてほしいもんだ。

夕方は、着付けのお稽古。
とりあえずてきとうにうちで着ていって、顔をぽーっとさせながら、きょうの帯結びをならう。
教材まくらをつかった、吉弥結び。

はっきりいって、これは手結びでやったほうがかんたんなんでは・・・
というくらい、さっぱりさっぱりだった。

よくやることなのだが、鏡像のように、先生と逆向きにできあがってしまう。なぜだろう。
帯締めなんかも、逆むきのへんなくせがついてしまっている。
なおすのに、ひと苦労。
最初っから、ちゃんとならっておけばよかったのだろうなあ、と、いまさらながらにおもう。

点滴あけの火曜日のわりに、調子がいい。
前回、ライブに行ったときの火曜日も、そういえば調子がよかったようにおもう。
からだが、なれていっているのかしらね。

調子にのって、なじみのおみせでカレーとサラダをたべてからうちにかえる。まんぷく。

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ひとねむり

きょうは病院。

朝の空気がきもちがいいので、いつもよりちょっとはやめにうちをでて、散歩しながら駅にむかった。
落葉樹の葉が風にふかれて、からからと音がする。

採血のあと、診察まで時間があるので、病院敷地内にある教育博物館というところによってみた。

パネル展示が主なものになるが、正常な内臓と病変をもつもの(がんとか、肝硬変とか・・・)もたくさん対比して展示してあって、見入ってしまった。
サナダムシの展示なんかもある。すごくりっぱなサナダムシだった。
ほかにも、栄養指導展示とか、医療圏の展示とか、いかにも、な内容だったが、それなりにのんびりとたのしむ。

正常腎臓の展示(実物)を、熱心にスケッチしている人がいた。
学生さんなのだろうか。
ほかにも、若者が血圧測定をしていたり、口臭チェックをしていたり。

時間が来たので、外来にもどる。
きょうはおなかの注射と点滴、りょうほうだった。おなか注射のことは、すっかり忘れていて、注射に関してわすれていたのは、じつははじめてだったので、やや、おどろく。
診察が終わるまえに、確認してみて、よかった。

ついこのあいだ、注射したばっかりだとおもっていたのになあ。こうして、ルーティン化していって、すこんとわすれてしまうのでしょうね。
気をつけよう。

きょうは、朝、おべんとうをつめて水筒も用意してみた。
いつも、とちゅうで食料を買い込んで点滴にむかうけれど。
おべんとうだけではたりなかったとしても、買い足せばいいかな、とおもったのだった。
ピクニックか?というイキオイの量になってしまった。大にもつ。

結局おべんとうだけでは、もの足りなかったし。
でも、なにかを買い足すにしても、ちょっとですむ。口もあきないし。
いつもいつもやっていく根性はないけれど、余力のある通院の日は、またやってみようかとおもう。(気概だけ)

点滴中、となりのブースの人が、気持ちがわるいようで、お気の毒だった。点滴も、機械で滴数などを管理されるものをつかわれているらしい。
とちゅうで、連れの人に外来の処方の副作用どめをとりにいってもらったりしていたようすで。
わたしも、前回、看護師さんにとりにいってもらったなあと、ぼんやり思い出す。今回はどうかなーと。

点滴をはじめて、ふわっと気持ちわるくなってきたけれど、それよりも眠たさのほうが勝った。
ごはんをたべながら吐き気どめの点滴がおわって、抗がん剤が開始されると、直後から寝入ってしまう。
点滴が終わったのもわからないくらい、よく寝ていた。となりの人も、いつのまにか帰っていた。

針をぬいたあと、トイレまであるいてみたが、千鳥足だし(よっぱらいでもないのに)、会話もろれつがまわっていないのがよくわかったので、しばらくまた寝てからかえった。

さっき吐き気どめをのんだけれど、前回にくらべたら、とってもらくに感じる。
このままさわやかにおわってほしいもんです。

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ばけのかわ

きょうは、風が強くて、なかなかに冷える一日だった。
いっぽいっぽ、冬にちかづいている。

ときには雨もぱらりとやってきて、いっそうさむざむしい。
この、冷たい空気のなかをあるいていると、気持ちがしんとして、おちついてくる。

まえの日、夜中までずるずると食べていたわりに、朝はいつもどおりおなかがすいて、すっきりと目が覚めた。
もう、胃腸はすっかりだいじょうぶ。
だいじょうぶもなにも、日本酒なんかもふつうに飲んでいたからねえ・・・たいしたことはまったくなかったのだが。

きょうは日中は研修。眠くてしょうがなかった。毎回のことである。
当分は、日曜日の日中に、そういう用事がつづく予定。

夕方からは、そのまま、お買い物にでかけてみた。

まゆげ・まつげが、またちゃくちゃくとさびしくなってきたので。
まゆげ補強用品(とれにくいまゆペンとか)を投入することにした。

それから、冬っぽい色のくちべになんかも。
ああ、こういう買い物はひさしぶり。
それこそ、自分へのお誕生日プレゼント~、と合理化してしまう。

カウンターでいろいろぺたぺたつけてもらうとき、以前は、前髪をピンでとめてもらったりすると、緊張したもんです。

カウンターのおねえさんたちは、いろいろなお客さんをみてきているだろうから、特別どうということもないだろうけどねえ。
でも、たまに、一瞬手がとまるおねえさんもいたりする。

最近は、そういうのすら、気にならなくなってきた。だんだんずぶとくなるもんだ。
なにしろ、背に腹はかえられない。まゆげがないと、人相がまるっきりちがうんです。

夜は、きのうのおしゃべりに影響をうけて、ふろふき大根・ポテトサラダ・小松菜ごまあえ・里芋のにっころがし。ほたて炊き込みごはん(ちょっとまえに炊いて冷凍していたもの。)

はふはふとつつくものが、うれしい季節。

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のびやかに

きょうも、きれいさっぱり晴れわたっている。
一年のうちで、いちばん好きな季節だ。毎年、しみじみといまの季節を味わうのだった。

日中の暖かさもいいし。朝晩のきりっと冷えた空気もよい。
ただ、なかなか朝なんか、ふとんからでられないのだけどねー。
いちいち、えいやっと気合をいれないと、起きられない。

いつまでも、くるまれていたくなる。
そのまま、再び眠ることもしばしば。

一回おきてしまえば、なんてことないのだけどね。
いっつも、ふとんのなかで、起動摩擦抵抗・・・最大静止摩擦力・・・なんてことをぼやぼやと思い浮かべる。
(思い浮かべるだけ。物理はまるっきり、強烈に、できなかったので)

きょうは午前中は建具やさんがやってきた。
ねこ対策のふすま紙の相談。
なかなか、うまいこといかない。へたに小細工して上からなにか貼るよりは、たびたびふすま自体を張り替えるべきなのだろうか。

午後からは職場にでむいてみた。
いろいろな人と話をしたような、そんな錯覚におちいる。

きょうの夜ごはんは、麻婆なす、小松菜とぶたの煮びたし、だいこんととり手羽もとのおでん風、なすの焼きづけ・ねぎいっぱい版。
週のあたまあたりにとどいた野菜たちを、必死こいて食べている。

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ぬるまゆで

きょうも、こんこんと眠る。
おなかがすかなくて、朝ごはんはとばし、お昼ごはんも、とちゅうでのこしてしまった。
しゃきっとしていないなあ。

お昼から、図書館にいってみた。
ふとおもいついて、お茶についての本をさがしてみる。

きれいさっぱり、炉の単元の本はのこっていなかった。
ひそかに人気なのか、単にシーズンに突入したからなのだろうか。
あきらめて、ぜんぜん関係のない本をかりてから、かえる。

映画「ミルコのひかり」をみてきた。

70年代のイタリアが舞台。イタリアって、うつくしい国なのだな、とおもう。
アクシデントから視力をなくした少年が、全寮制の学校で、まわりの人々となじんでいって、いきる力をとりもどす。
ユニークな少年と、彼をとりまく少年たちの物語。
ちょっと、ドラえもんぽかった。ちゃんと、しずかちゃんもでてきた。

夕方からは、お茶のお稽古。
きょうも、あいかわらずやっぱりぐにゃぐにゃだ。

きょうのお菓子は、くるみのつぶつぶのはいった、粒あんの大福。
大福って、ようじでたべるの、むずかしいのだなあ。

お茶ですっきりしたのか、日中ののんびりが効いたのか、胃のおもいかんじも、夜にはずいぶんましになっていた。

立冬にはいったというのに、あたたかなあかるい昼間。あたたかな夜。

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にえきらず

きのう、ピラティス体験のあと、なーんとなく不調だったので、きのうからきょうまで、ほとんどベッドですごしてみた。
こんこんとねむりつづける。

なんだったのかなあ。(ピラティスのせいではないとおもう。きもちよかったし)
そのまえの日に、たくさんのんだからなのかもしれない。
睡眠不足とか、土日にばたばたしたりとか、いろいろかさなったからか。

たくさんねて、すっきりした。重かったからだも、ずいぶんと荷物がおろせたような感覚。

ゆうがたには、かなりひさしぶりとなるお店に、おともだちとごはんをたべにいってきた。

そこは、サービスしてくれるかたが、麗人で、いつもみとれてしまうのである。
かゆいところに手がとどき、気さくで、声もうつくしい。
おまけにおないどし。

そうそう、むかしイメージしていた、このくらいの年齢の人、っていうのにふさわしいかんじ。
自分の、幼児っぷりをふりかえって、やれやれとおもう。

でもごはんもおいしかったし、ま、いっか。
これで、向上しないのかもしれないなあ。

きょうはあたたか。気持ちよく晴れていた。
もうすぐ立冬ですねえ。日々がすぎるのははやいものよ。

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なにごとか

きょうは病院。
形成外科受診と、インフルエンザの予防接種のみで、点滴は今週はおやすみである。

まえの日に、おそい時間まで出かけていたので、眠たくてしかたがない。
待合室でも、油断すると、うとうととしてしまいそうになる。

きょうはなぜだか、それなりに人も多くて、形成の受付で、まち時間がずいぶんかかるだろうから、予防接種をさきにしてきてください、といわれる。

それぞれの科を受診し、お昼にはかえる。

かえりみち、途中下車して、ピラティス、というもののお試し体験によってみた。
運動らしい運動は、ふだんまったくしていない。どうなることやら。

きのうごはんをいっしょに食べたおともだちが、ずっとピラティスを習っていて、ちょうどきょうもいく予定、と聞いていたのだった。
そこに、まぜてもらった。

マットやボールなどはそこでお借りし、忘れていってたあたまにかぶる手ぬぐいなども、おともだちに借りた。
ヅラで運動はきもちよくなさそうだなあともおもったので。

ゆるーい音楽のかかるなか、からだのいろんなところをのばしてみたりひねってみたり。
はげしい運動ではないけれど、おなかがぷるぷるするのが、よくわかる。

呼吸も独特。油断すると、ふつうの呼吸をしてしまいそうなので、先生の指示する呼吸を、ずーっとまねしてやってみた。
まるまって、マットのうえでごろんごろんところがって。おもしろかった。

からだをうごかすのもきもちがいい。また、人と競争しないで、ゆーっくり時間がすごせるのあたりも、わるくないもんだとおもった。

とちゅうで寝そうになったけど。
なかなか、新鮮な体験でございました。

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とりあえず

午後からはしとしとと雨も降り出し、底冷えのする月曜日。
例年なみの気温なのかもしれないけれど、ことさらに寒く感じる。

いま、部屋のなかにはふすまがないのだった。
部屋の、間仕切りという間仕切りが、すべてない状態なのだ。
建具やさんに、あずけてなおしてもらっているところで。

見た目もさむざむしいし、ふすま復活の日が楽しみだ。
きょうのところは、部屋のなかでマフラーをまいてすごしてみた。
あたまが、つるつるになったのも、冷える一因かもしれないなあ。

夜の回で、「シッコ」をみてきた。

医療費話については、まったくもって人ごとではないし、と。いつのまにか、からだにとっても力が入っていた。
へたなお涙ちょうだいものより、ぐらぐらとゆさぶりをかけられる。
見たひとびとと、飲みながら、ゆっくり話をしたくなる。

さて、きょうは、誕生日。たまたま今週は月曜日に病院もなく、平穏な一日。

季節の海の幸をつつきながら、時間がふかぶかと、すぎてゆく。
メッセージやメールをくださったみなさま、ありがとうございました。

わたしは、しあわせものでございます。

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てくにっく

きもちのよい秋晴れ。気分もさっぱりする。

やっとはげどまったかんじがする。
ちまちまぬけはするが、うすーく毛ののこったオランウータンというか大五郎というか。そんな状態で推移しているきょうこのごろ。

もう、ばらばら勢いよくぬけてめんどくさい、というほどでもなく。ひとやすみ、みたい。
そろそろいっかな、と、刈ってみた。バリカンで。

散髪やさんでやってもらったほうが、きれいにできるのは、それはもうたしかなことだけど。
思い立ったが吉日、というやつです。

ときどきやってもらってた散髪やさんは、病院内にある。
なので、ボウズに、というリクエストにもするりとこたえてくれる。よくあることなのだ。
脳や周辺の手術のために剃る場合もあるとかで。
つるーりと、何かうつりこみそうなくらいに、剃ってくれるときもあった。

まあ、もちろん自分では、そこまできれいにはできんですけれど。
ああもう、さっぱりさっぱり。
きょうのお天気のように。

見た目にも、こちらのほうが、ずいぶんしっくりくる。

これまで、あまりにも貧相なあたまだったもんでね…。
あの毛の量でかわいらしく見せるには、それこそオランウータンばりの目のでっかさとか、なにかひとわざもふたわざも必要な気がする。

うしろのほうはよく見えないので、さぞかしな虎刈りぐあいであろう。
そのうち、そいつらもゆっくり抜けていってくれるだろうから。きっとこのまま放置してしまうのでしょう。

じつはボウズあたまやハゲあたまにも、愛着がでてきていたりして。
ほんま、こんなことでもないと、芸能人でもなし、出家の予定もとくになく、なかなかトライすることはなかったと思うのです。

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つくねんと

きょうは、職場にでむいてみた。
なんでも、スタッフが少なめらしくて。

いったって、ひとりぶんの仕事ができるわけではないけれど、まあいないよりは、ということで。

ちょっと間があいただけでも、ずいぶん雰囲気がかわっていたりして、おどろく。
ぬるま湯になれた体からしてみたら、まあ、それなりにいそがしい一日だった。

かえりに、ちょっとはなれた市内の大学病院まで、お見舞いに行く。
知人が、部位はちがうけれど、やはり腫瘍で。手術をしたのだった。

これから、抗がん剤治療をしてすごしていくとのこと。
ぜんぶ告知してくれる病院でよかった、と笑顔をみせてくれた。

最初にきいたときは、なんでまた・・・と絶句したけれど。
まあ、そのへんはおたがいさまだったな、と。ふたりで笑う。

なんにもできないけれど。
がっつりと目に見えないようなやつらまでやっつけて、すっかりげんきになって、またあほな話をしてくれるといいなあとおもう。
そして、副作用は最小限で、効果は最大であってほしいと、こころのそこから願う。

かえってきてから、ゆっくりと晩ごはん。
きのこととりのしゃぶしゃぶ。いろいろ野菜のコールスローサラダ。あげと小松菜の煮びたし。

どうってことのないごはんだが、こういうおだやかなものを、ちまちまとつくるすずしい夜は、なんともおちつく。

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ちゃをたてる

きょうから11月。

午後から、社会保険事務所へでむく。
からだがしゃきっとしないので、運動がてらあるいていってみた。

道中で旭川をながめたり、後楽園のぐるりをあるいてみたり。

きょうの旭川は、魚がぴちぴちとはねていました。
橋のうえからながめると、交通渋滞か、というほどに、川のなかでは魚がうじゃうじゃしていた。ときどき、きらきらとひかる。

社会保険事務所はすいていて、用事も一瞬ですんだ。
そのあとはよりみちをしながら、てくてくとお茶のお稽古にむかった。

先日までの風炉がおわって、きょうからは、炉のお稽古。
ああー、先月までのも、ものにならないうちに、またあたらしい単元にはいってしまったー。

もう、てんてこまい。

きょうのおかしは、マーブルもみじ。ころっとしたかたち。
夏のあいだはとくに関心が向かわなかった、釜からのゆげにも、親しみをかんじる。
気持ちが、あたたかいものをもとめているのか。

晩ごはんには、大根のスープ煮。キャベツとねぎとをいためたもの。キャベツやなすの浅漬け。小松菜やさつまいものお味噌汁。

すっかり秋らしく、しんみりと、しずかな一日。

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