れいとしょー
へやのなかにいると、暑くて、頭やひたいに汗をかくくらい。
午後から、職場をたずねる。
みなさん、それほどにおかわりなく。
患者さんと、ぼつぼつ話をする。
子供さんは何人?と、あいかわらずのように聞かれるので、子供はおらんのですよー、と笑ってこたえると、「ああ、男の人とは思わんかった、女の人と思っとった」と真顔で返された。
うーん。いつものことながら、予期せぬ飛躍ではある。
いったんうちに帰り、用事をすませてから、夜の回で、ひさしぶりに映画に出かける。
「題名のない子守唄」をみてきた。
スリルやサスペンスにあふれたものは、あんまり得意ではないけれど。
最後まで、はらはらしながら、時間いっぱい、あちらの世界にどっぷりひたる。
映画らしい映画を見たなあ、と手のうちに実感がある。
からだにちからが入っていたのだろう、外にでると、ぐったりしてしまった。
悲しい、不条理なところのある映画だったけれど、映像はうつくしかったな。イタリアのまちって、あんなに絵になるなんて、たいしたものだと、いつもほれぼれする。
星はみえないけれど、あたたかな夜。
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